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スリランカで死者207人の大惨事 海外テロは連休後半が危険と専門家

4/23(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 スリランカの最大都市コロンボで起きた連続テロ爆発事件は、死者207人、負傷者450人という大惨事となった。日本人も1人が死亡、4人が負傷している。スリランカ警察は、一連の爆発に関与したとして13人を拘束したという。

 爆発は教会3カ所とホテル4カ所などで計8回発生。教会はイースターを迎え、礼拝に訪れた人で賑わっていたという。4ホテルのうち3つは、日本人観光客も利用する5つ星の高級ホテルだった。

 10連休となる今年のゴールデンウイークは、過去最高の66万人が海外に行くという。ちょうど連休の後半は、イスラム教のラマダン明けと重なるだけに、テロのリスクが高まりやすい。ここ数年、ラマダン明けに多くのテロが発生しているからだ。はたして連休中、どんな国が危険なのか。意外なのは、今回テロがあったスリランカは、仏教徒が7割を占める仏教国だということだ。外務省も、危険レベルを「レベル1」と、4段階ある危険レベルのうち一番軽くしていた。

 青森中央学院大の大泉光一教授(危機管理論)はこう言う。

「もう、世界中でテロと無縁な国はないと考えた方がいいでしょう。フランスでもイギリスでも起きている。ISの残党やISシンパが世界中に散らばっていますからね。ただ、狙われやすい場所は、やはりソフトターゲットです。ホテル、レストラン、礼拝場、ショッピングセンター、駅など多くの人が集まる場所です。とくに、アメリカ系のホテルや高級ホテルはリスクが高い。世界中の富裕層が集まるので、テロを起こした時、世界中でニュースになり、効果が高いからです。今回も効果を考えて高級ホテルをターゲットにしたのでしょう」

 アメリカ政府は自国民向けに、「アメリカ大使館周辺は警戒すべき」と注意を促している。

 10連休中に海外旅行に行くなら、テロの標的になりやすい首都や大都市を避けた方がリスクは低いかもしれない。

最終更新:4/23(火) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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