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相次ぐ「アクセルとブレーキの踏み間違い事故」 高齢ドライバーに限らず若い世代でも

4/23(火) 7:10配信

くるまのニュース

踏み間違いが若い世代でも起こっている

「またか…」、街頭でニュースを見ている人が呟いていました。ふたたび、高齢ドライバーによる悲惨な事故が起こってしまったからです。各種の報道によると、2019年4月19日のお昼頃、東京・池袋で87歳の男性が運転するクルマが暴走。周囲にいた歩行者数人がまきこまれ負傷し、また自転車で横断歩道を通過中の母子が亡くなりました。なぜこのような悲惨な事故が度々起こってしまうのでしょうか。

クルマや大きな障害物以外でも反応する自動ブレーキのイメージを画像で見る(8枚)

 運転していた男性は「アクセルが戻らなくなった」と話しているそうです。この言葉は、過去に起こった事故の報道でも、よく見かけると思います。これは、高齢ドライバーによる事故だけではありません。

 また、交通事故の原因として、警察からの発表、または報道で「アクセルとブレーキの踏み間違い」という言葉をよく聞きます。

 今回の事故も「アクセルが戻らない」=「アクセルとブレーキの踏み間違い」だったのでしょうか。詳細な事故原因は、警察による詳しい調べを待つことになります。ですが、どうして「アクセル」に関わる事故が起こるのでしょうか。

 これまでこうした分野で各方面に取材した経験、また筆者(桃田健史)自身が事故に遭遇した時の経験に基づき、私見をご紹介したいと思います。

 まず「アクセルとブレーキの踏み間違い」は、いつ起こりやすいのか? 一般的に、この表現を使うのは、クルマが停止した状態から動き出す場合です。コンビニなどの店舗の駐車場から、店舗側に突っ込む事案が数多く発生しています。

 近年発売されているクルマの多くで「踏み間違い防止装置」が標準装備されるようになりました。これは、赤外線センサーやカメラなどを使って、クルマの前に壁や人がいると、仮にアクセルを多く踏み込むと、数十秒間エンジンの回転数が上がらないように車載コンピュータで制御を行います。合わせてブレーキをかける機能が追加する車種も登場しています。

 こうした開発に携わる自動車メーカー関係者に話を聞くと、「アクセルとブレーキの踏み間違いは、高齢者だけではなく、若いドライバーでも起こっている」といいます。

 自動車メーカー各社は独自調査をしたそうですが、話を聞いた関係者は、「仮に踏み間違いをしても、若い世代ほど間違いに対する気づきが早く、慌ててペダルを踏み変えるという傾向があることが分かった」とも話します。

 そのため、「アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置」の周知を狙ったテレビCMでは、あえて高齢ドライバーではなく、若い女性タレントを起用した事例もあるとのことです。

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最終更新:4/23(火) 12:45
くるまのニュース

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