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バイクの運転支援技術、日本初の公道実験

4/23(火) 11:32配信

乗りものニュース

 ドイツの自動車部品大手ボッシュは2019年4月22日(月)、日本国内で初めてとなる、二輪車向け先進安全運転支援システムの公道試験を3月から行っていることを発表しました。

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 今回は日本の道路環境に対応したシステム開発に活かすべく、東京都、神奈川県、栃木県の高速道路において、サラウンドセンシング技術を活用した「アドバンスト ライダー アシスタンス システム(ARAS)」の実証実験を行っているとのこと。ARASはレーダーを使った自動車のADAS(先進運転支援システム)の関連技術をベースに開発されたもので、次のような機能を有します。

・ACC(アダプティブ クルーズ コントロール)

 交通の流れに合わせて車速を調整し、前走車との安全な距離を維持するシステム。追突を効果的に防ぐことができるほか、ライダーは渋滞のなかでも走行により集中できるようになるといいます。

・衝突予知警報

 ほかの車両が自車に危険なほど接近し、ライダーがその状況に何も対処しないことを検知すると、聴覚的、または視覚的な信号を通じてライダーに警告するシステム。追突事故のリスク低減、二次衝突の被害軽減に効果があるといます。

・死角検知

 ライダーから見えづらい位置にある対象物を確認し、ライダーの死角に車両が来た際には、ミラーに視覚信号などを表示し警告するシステム。ライダーの車線変更をサポートするなどします。

 ボッシュによると、日本では自動車のドライバーと比較してライダーの死亡事故リスクが13倍も高いとのこと。また日本特有の道路環境として、道幅が狭い、山がちな地形に対応するトンネルやカーブが多い、レーダーの検知に影響を及ぼす可能性がある遮音壁やガードレールなどが多い、といった特徴を挙げます。こうした環境に対応したシステムを開発することで、日本の二輪車ユーザーにより安全な運転環境を提供するだけでなく、日本メーカーをはじめ、グローバルな車両メーカーの日本市場への対応をサポートできるようになるそうです。

 なお、ボッシュのARASは2020年から量産され、最初にドゥカティ(イタリア)とKTM(オーストリア)のモデルに搭載されることが決まっているといいます。

乗りものニュース編集部

最終更新:4/23(火) 14:30
乗りものニュース

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