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iPhoneへの影響は?AppleとQualcomm和解報道の捉え方:本田雅一のウィークリー5Gサマリ

4/23(火) 11:40配信

Engadget 日本版

この連載ではこれまであまり触れてきませんでしたが、AppleとQualcommが通信技術の特許に関連して訴訟合戦をしていた一件について和解しました。

この件において両社は互いに強い口調で互いを責め、Qualcommにいたっては今年2月のMWC 2019で「5Gモデムが搭載されるのはAndroidだけ」というメッセージを展示ブースのユニフォームにまでプリントするなど、冗談なのか、本気なのかわからないと思えるほど極端なスタンスでAppleと対峙していました。

この特許絡みの係争に関しては、将来Appleが作るデバイスにおいて5Gモデム搭載に影響が出るとの懸念観測も出ていました。これは本連載の中で触れたこともありますね。iPhoneやiPadはもちろんですが、5Gの場合は低消費電力や基地局あたりの同時接続数などのIoT向け改善点があるため、Apple Watchへの影響も皆無とは言えません。

より現実的な話を述べると、立ち上げ時に少しでも早く製品を出してノウハウを蓄積し、他社よりも優れた製品開発へのフィードバックを得たいとするならば、今すぐにでも5Gモデムが欲しかったことは確かでしょう。

LTEモデムと一体化されたモデムが搭載されるのは来年以降とはいえ、製品開発には時間がかかるります。どのモデムメーカーが優れたものを作れるのか、今の段階では確実なことは何も言えませんから、Appleとしてもなるべく多くの選択肢を持ちたいに違いありません。

個人的には「5G時代のリーダーシップをどう執っていくのか、今後の注目点は新たな事業領域の開拓にある」という考えなので、既存端末の改良型に関しては携帯電話事業者各社のインフラ整備がある程度進んだ頃に登場すれば、端末側の対応としては十分だろうと想定しています。そのため、皆さんが懸念しているであろうiPhoneへの影響というのは、さほど大きくはないと予想します。

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最終更新:4/23(火) 11:40
Engadget 日本版

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