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豪雨被災の倉敷「マビ昭和館」再開 高校生ら協力、5月3日に復活祭

4/23(火) 11:11配信

山陽新聞デジタル

 西日本豪雨で被災し休館している、昭和期の車や生活用品などが並ぶ「マビ昭和館」(岡山県倉敷市真備町辻田)が5月3日、約10カ月ぶりに再開する。展示品の多くが浸水したが、かねて交流のある岡山県内の高校生らが自動車の修理を行うなど復旧に協力した。館長の丸岡律夫さん(77)は「みんなの支援のおかげで前が向けた」と感謝している。3~5日には「復活祭」と銘打ち記念イベントを行う。

 豪雨の際には、浸水と総社市のアルミ工場の爆発による二重被害に見舞われた。館内に展示していた昭和期の車やバイク計約40台は全て水没。爆風の衝撃で損壊したコレクションも多く、約30年かけて集めた約1万5千点のうちポスターや食器、古銭など約3千点は廃棄せざるを得なかった。

 被害は大きかったが、2012年のオープン以来、国内外から1万人以上が訪れた人気施設だけに、再開を願う人たちから次々と支援の手が差し伸べられた。

 自動車を通じて交流のあった岡山商科大付属高(岡山市)の生徒をはじめ、日本工科大学校(兵庫県姫路市)の学生やクラシックカーの愛好者グループ「倉敷旧車倶楽部」のメンバーらが修理や館内の洗浄に協力。複数の自動車整備会社も手伝い、廃棄した1台を除き再び動くようになった。

 「多くの後押しがあったからこそ再開できた」と丸岡さん。隣接する自宅も被災し、地区外のみなし仮設住宅で暮らすが、自宅をリフォームして真備に戻るつもりだ。「真備の復旧・復興はみんなの願い。地域を元気づけることで恩返しの気持ちを表したい」と話す。

 「復活祭」は3~5日の午前10時~午後4時に開催。館内を開放するほか、バンドやオカリナ、パンフルートの演奏、歌謡ショーなどがある。喫茶コーナーも用意する。

 6月以降は被災前と同様、毎月第1日曜に開ける。入館無料。

最終更新:4/23(火) 11:11
山陽新聞デジタル

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