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ソニーが「PSP-3000」の修理終了を予告。マルチメディア対応の多機能性と『モンハン』によって愛されたモバイルハード機

4/23(火) 20:01配信

電ファミニコゲーマー

 4月22日に開設されたばかりのプレイステーション カスタマーサポートが運営する公式Twitterアカウントが、「PSP-3000」の修理部品の在庫がなくなり次第、同機の修理受付を終了すると呼びかけている。

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 プレイステーション・ポータブル(以下、PSP)は、2004年12月12日に発売された。ポケットステーションといった機種を除けば、実質的にソニー・コンピューターエンタテイメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテイメント)初のモバイルゲーム機。そのころ人気を博していたPS2が同年の11月にSCPH-70000CBとしてスリム化しリニューアルされたた矢先に発売された。

 それまでのモバイルゲーム機市場といえば、ゲームギア、ワンダースワン、ネオジオポケットといった多数の参入があったものの、いずれの時代も任天堂がゲームボーイからニンテンドーDSまで圧倒的なシェアを占めていた。あくまで広い層に遊んでもらえることを想定したゲーム機であるニンテンドーDSに対し、PSPはマルチメディア端末のハイスペック・ゲーム機としての路線を打ち出していた。

 当初は同じく2004年12月発売のニンテンドーDSと約5000円の価格の差があったこと、PSPの初期出荷が少なく製造が追いつかなかったこと、□ボタンの不良による悪評などから、スタートダッシュでつまづくことになる。

 だが、ここからPSPは徐々にその独自の魅力を放つことになる。システムソフトウェアバージョンのアップデートにより、マルチメディア端末として磨きがかかってくる。ウェブブラウザの回覧、PS3のリモートプレイ、ゲームアーカイブス、デジタルコミックサービスの開始、UMDディスクでの映画鑑賞、テレビへの出力機能が追加されていく。

 ウォークマンとしての機能も重宝された。当時の携帯型ミュージックプレイヤー「iPod」は高値の華であり、スピーカーに繋げて音楽が聴けるのは便利だった。PSPのメモリースティックを携帯ストレージとして利用できたりと、PSPの汎用性の高さは徐々に知れ渡ることになる。

 ソフトラインナップも充実し、『モンスターハンターポータブル 2nd』、『モンスターハンターポータブル 3rd』はPSPのアドホック通信機能を背景に大ブームを巻き起こし、『モンハン』持ちと呼ばれる特殊な持ち方がユーザーの間で考案された。

 『メタルギアソリッド ピースウォーカー』はファミ通で満点を獲得。『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』、『ディシディア ファイナルファンタジー』、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』も目玉タイトルのひとつだ。海外では『グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ』が大ヒットを記録した。

 PSPは2014年6月に日本国内向け出荷の完了したが、姉妹機であるPSP Go、後継機であるPS VitaともにUMDディスクへの互換性がなかったため、PSPはその地位を長らく守ることになる。PSPのゲームの多くがゲームアーカイブスに対応し、PS Vitaでリファインされたゲームもあるが、まだまだUMDディスクでしか遊べないゲームは多くある。

 今回、修理部品の在庫がなくなり次第、修理を打ち切ると発表されたのは、日本国内のPSPの最終機であるPSP-3000だ。もしお手元にPSP-3000があるなら、久しぶりに起動してみて壊れていないか確認してもみてもいいかもしれない。

ライター/福山幸司

電ファミニコゲーマー:福山幸司

最終更新:4/23(火) 20:01
電ファミニコゲーマー

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