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自転車通行禁止に賛否 富山駅の南北歩行者通路 

4/23(火) 5:00配信

北日本新聞

 21日に開通した富山駅の南北をつなぐ歩行者用通路で、自転車で通り抜けようとした人が駅員に呼び止められるケースが相次いでいる。通路を管理するJR、あいの風とやま鉄道は自転車の通行を禁止しているが、開通直後で周知されていないためだ。両者は「利用者の安全を考慮した対応であり、理解してほしい」としているが、自転車を手で押して通ることも禁じられており、利用者からは「何とかならないか」と不満の声も上がっている。(社会部・相川有希美)

 この通路は午前4時半から翌日午前1時半まで利用できる。富山駅によると、22日午前7時半から8時15分の間に少なくとも4人が自転車規制を知らずに自転車を押して通行したという。21日には自転車に乗って通ろうとし、駅員に制止された人もいた。

 通路のそばに改札や切符の販売機があり、多くの利用者が行き交うことから自転車の通行を禁止した。手で押して通ることも、許可をすれば収拾がつかなくなる恐れがあるとして規制することにしたという。谷本光宏JR富山駅長は「特に朝のラッシュ時は大勢の人で混雑する。安全のために協力してほしい」とし、自転車で駅の反対側に行こうとする人には地下通路を使うよう呼び掛けている。

 同駅をよく利用する富山市桃井町の主婦、稲田幸恵さん(75)は「後ろから自転車が勢いよく近づいてきてヒヤッとしたことがある。自転車が来ないと分かれば安心」と規制に賛成した。一方、雄峰高校に通う坂田真璃亜さん(19)は「せっかく南北がつながったのに自転車だと通れないのは不便」と話し、自転車を押して通れるレーン設置など対策を求めた。

 通路はJRとあいの風鉄道、県、富山市の4者がエリア別に管理している。現在、自転車を禁止しているのはJR、あいの風鉄道、県の管理エリア。同市は利便性を考慮して自転車を押しての通行は禁止しない予定で、2020年3月の通路幅拡大後は、市の管理エリアを通って南北を行き来できるようになる可能性がある。今後の富山駅整備に伴う自転車通行の対応はまだ決まっておらず、あいの風鉄道の板屋雄介総務課長は「関係者間で協議する必要があるだろう」と話した。

北日本新聞社

最終更新:4/23(火) 12:27
北日本新聞

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