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【巨人】小林無双4安打3打点で打率.415…原監督「すごい8番」

4/24(水) 6:06配信

スポーツ報知

◆ヤクルト0―9巨人(23日・神宮)

 勝利を決定づける打球が左前に弾むと、小林は両手を力強くたたき、少しだけ表情を緩めた。3点リードの8回1死二、三塁。カウント1ボール2ストライクと追い込まれてから、最後は中尾の高めに浮いたフォークを捉えた。「打てたことはすごくうれしい」。この日3安打目は前進守備の頭上を越える2点打。“恐怖の8番”に三塁ベンチからは大きな拍手が送られた。

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 チームに流れを呼び込んだのも小林だった。1点リードの3回先頭。中前安打で出塁し、山口の犠打で二塁へ進むと、坂本勇への2球目を捕手・中村がはじいたのを見逃すことなく、三塁へ進塁(記録は暴投)。続く4球目にも原の暴投の間に本塁へ生還し、好判断で追加点を奪った。

 さらに5回にも中前安打、8回の一打に続き、9回にも2死一、二塁から左前適時打を放ち、4安打3打点。自己最多4安打で3打点を記録した19日の阪神戦(甲子園)以来のスタメンマスクで再び猛打を奮った。これには原監督も「すごい8番バッターだね」と称賛。規定打席不足ながら、打率は4割1分5厘まで上昇した。

 昨年も同時期に首位打者に浮上したが、終わってみれば2割1分9厘。オフ期間、捕手陣には4年ぶりに阿部が復帰し、FAで炭谷も加入。課題は打撃。何かを変えないと―という危機感に突き動かされていた時、自主トレ先の大阪府内で共に汗を流していたロッテ・井上の取り組む練習に目を奪われた。

 昨季24本塁打、99打点でリーグを代表する強打者の仲間入りを果たした日本生命時代の同僚は、ゴム製のチューブを自身の上半身に巻き、脇を締めながらスイングを繰り返していた。小林も取り入れると、無駄な動きが省かれ、コンパクトなスイングとなってバットが自然に最短距離で出るようになった。

 さらに、春季キャンプでは指揮官からもバットの出し方、下半身の使い方など熱血指導を受け、打球は鋭さを増した。「試合の中で出せるようにしたい」。積み重ねた努力は結果として表れ始めた。

 これで先発出場した3試合連続でマルチ安打。計14打数10安打、打率7割1分4厘、6打点だ。守備でも先発・山口の好投をリードし、チームは4連勝。「今のままでいけるように」と背番号22。“恐怖の8番”が、切れ目のない打線を生み出している。(後藤 亮太)

最終更新:4/24(水) 6:29
スポーツ報知

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