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有森裕子さん 小出さんにかけられた「一番の言葉」明かし「だから立ち向かえた」

4/24(水) 15:48配信

デイリースポーツ

 女子マラソンの有森裕子さんや高橋尚子さんらを育てた小出義雄さんが亡くなったことが24日、分かった。80歳。小出さんは3月末に指導の一線を退くと発表したばかりだった。小出氏の指導のもと、1992年のバルセロナ五輪で銀メダル、96年のアトランタで銅メダルを獲得した有森さんは都内で取材に応じ、涙を浮かべながらつらい心境を吐露した。

【写真】シドニー五輪金メダルの高橋尚子を祝福する小出監督

 現役時代、度重なる故障に苦しめられていたという有森さんは、監督の言葉によって救われたという。

 「監督は、『なんで故障したんだろうと思うな。物事には意味のないものはない。どんなことが起きてもせっかくと思え。どれだけ故障しても、それだけ意味がある』と。だから、どれだけ故障しても意味があると思えたし、立ち向かえた。監督からの一番の言葉ですね」とあふれそうになる涙をこらえながら話した。

 当時の練習量は女子陸上界の常識を覆すような厳しさだったという。「半端なかった。女子にはこれ以上やらせてはいけないという常識があったが、それを『打ち破るんだ』とうれしそうにメニューを出していた」と懐かしんだ。

 東京五輪を一年後に控えての恩師の死去。「ゆっくり休んでほしい。ブツブツ言いながら応援していたので、一緒に見たかったな、と。だから高いところから見守ってほしい」と天国から見守ってくれるよう願った。

最終更新:5/12(日) 17:48
デイリースポーツ

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