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無法者「アウトロー」ポルシェ│速く、楽しく、格好よく

4/24(水) 7:41配信

octane.jp

純血統のクラシックカーの中でも、カスタム好きから多くの興味をもたれるのが初期のポルシェだ。特に「アウトロー356」の故郷であるカリフォルニアでは……。

無法者「アウトロー」ポルシェ│速く、楽しく、格好よく(写真5点)

フェルディナント・ポルシェは、自身の作品がのちにカスタム好きやホットロッド愛好家のアバンギャルドな世界観に合致することなど夢にも思わなかっただろう。

カリスマ的なデザインといえるフォルクスワーゲン・ビートル、1932年フォード、そして1941年ウィリスなどは、常にカスタム好きに注目される存在だった。1960年代には、多くの人々がビートルのカスタムに挑戦し、数々の失敗と試行錯誤の末、カリフォルニアのスタイルがある種の定番となった。ビートルの入手しやすさや価格がカスタム好きに選ばれる大きな要因だったが、類似の湾曲したデザインを持つ356もカスタム界からは関心を持たれていた。"アウトロー・ポルシェ" の進化はここから始まった…

"アウトロー"、無法者という意味ですら、ミステリアスで興奮させる効果がある。1930年代と1940年代のホットロッドのように、アウトロー・ポルシェも速く、楽しく、格好よくあることを目指した。また、ホットロッドの土台を築いたアレックス・ゼィディアス、エド・イスケンデリアン、ヴィック・エーデルブロックらは、アウトロー・ポルシェのパイオニアたちだった。

その先駆者ともいえるのが、ディーン・ジェフリーズだ。同世代のジョージ・バリス、エド・ロス、そしてヴォン・ダッチのように、ジェフリーズも伝説的なカーデザイナー、ビルダー、そしてペインターであった。ホットロッドに加え、テレビや映画の車でも輝かしいキャリアを持ち、"モンキーモービル" はその代表作といえた。しかし、彼は多くは語らず、同世代の面々よりも知名度は低いかもしれない。

ジェフリーズ作のアウトローでは、4カムエンジン搭載のカレラをカスタマイズしている。ノーズ部分を再形成して延長し、ボディに一体化されたヘッドライトとドライビングランプがつけられた(フレンチングという)。次に往年のメルセデス・レースカーのようにルーフにルーバーを開け、インテリアとドアフレームには輝くばかりのエンジンターン(きさげ加工)を施した。そしてこの"アウトロー"を購入した人物が、本当のアウトローになってムショに放り込まれるという落ちもついた。

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最終更新:4/24(水) 7:41
octane.jp

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