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車にひかれてしまった動物 どうすればいい?

4/24(水) 9:00配信

岩手日日新聞社

 「道路で動物の死骸を見つけた場合はどうすればいいでしょうか」こんな質問が取材班に寄せられた。道路脇から動物が飛び出してきて危うくひきそうになった、または不運にも車にはねられ命を落とした動物を見たという経験を持つドライバーも少なくないのではないか。自分で処理を試みようとしても車が行き交う道路は危険を伴うため、やはり関係機関へ連絡するのが定石だろう。

 まずは市道を管理している一関市に聞いてみた。道路のことなので道路関係の部署かと思いきや対応するのは市民生活全般を所管する生活環境課だという。同課は「市に連絡をする場合は処理にあたるため場所をできるだけ詳しく伝えてほしい」と話す。連絡を受けた同課職員などが現地に向かい死骸の処理と道路の清掃にあたり、回収した死骸は市内の清掃センターに持ち込んで処分する。動物の種類はネコやタヌキなど、ほとんどが小動物という。

 ここで注意したいのは道路が国道か地方道かによって連絡先が異なる点だ。国道4号などの幹線国道であれば国土交通省の出先機関である河川国道事務所、地方道であれば市町村、あるいは県といった具合に、管理元で連絡先が違ってくる。このため、電話をかけても管理先が違えば電話をかけ直さなければならない。

 そんな時に便利なのが「道路緊急ダイヤル」。これは国交省が運用しているもので、動物の死骸発見に限らず、陥没や落下物といった道路上の異状を通報するための全国共通ダイヤルだ。「#(シャープ)9910」を押せば、24時間無料でつながり携帯電話からも通話可能。この緊急ダイヤルに連絡すれば、道路の管理先がわからなくてもオペレーターとのやり取りでしかるべき機関に取り付いでくれる。

 また決して経験したくはないが、動物を誤ってひいてしまった場合はどうか。日本自動車連盟(JAF)のホームページによると、野生動物と衝突した際は「事故の発生を警察に連絡」とある。これは自分の車の修理に任意保険を使う場合、事故証明が必要となるからだ。その上で二次的な事故を防ぐためにもやはり「道路緊急ダイヤル」への連絡を推奨している。

 同課では「山を切り開いて整備した道路で動物がはねられるケースも目を引く」という。元々車は通っていなかった区域での事故とはなんともやりきれない。動物との衝突を100%防げるものではないが、人だけでなく動物にもやさしい運転を心掛けつつ、「道路緊急ダイヤル」を適切に活用したいところだ。

岩手日日デジタル編集部

最終更新:4/27(土) 17:38
岩手日日新聞社

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