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ホエホエ~! インド映画で突然始まる「あのダンス」が激安体験できる

4/24(水) 17:36配信

アーバン ライフ メトロ

インド映画の世界観を体感、ベースに3種類のダンス

 日本ではまだメジャーとはいえないインド映画ですが、そこにダンスシーンが必ず出てくるのを知っている人は多いでしょう。インドではキスシーンの放映が禁じられていたことから、ラブシーンの演出を男女の歌と踊りで表現し、観客の感情を煽動する手法が取られてきました。インド大使館によると、最近はキスシーンも解禁になったそうですが、賛否両論あり、まだ多くはないとのこと。

ボリウッドダンスの授業を見学してみた(9枚)

 ムンバイで制作されるインド映画は、ムンバイの旧名「ボンベイ」とアメリカ映画の本拠地「ハリウッド」をかけて「ボリウッド(ムービー)」と呼ばれます。また、そこで繰り広げられる群舞を「ボリウッドダンス」は呼ばれ、昨今、東京のフィットネスやダンス教室で教えられています。

 インド大使館が運営する「ヴィヴェーカナンダ文化センター」(千代田区九段南)では、このボリウッドダンスを「コンテンポラリーダンス」として、レッスンを行っています。同センターは、インドの多様な文化に触れてもらうことを目的に各種カルチャー講座を実施しています。

 ボリウッドダンスの受講料は、半年間の受講が6000円(週1回)と、試しにやってみるにはうれしい価格。講師はインド舞踊スクールを主宰し、メディアにも多数出演するダンサーの野火杏子(のび きょうこ)さんです。野火さんは、南インドの古典舞踊「バラタナティアム」に魅せられ、その表情の表現方法を学ぶため、ボリウッドダンスを参考にしているうち、すっかりハマったそうです。

 群舞は、伸び伸びと楽しく踊っているように見えますが、野火さんによると、かつては、インドの古典舞踊とフォークダンス、西洋ダンス(ヒップホップなど)が踊れないと群舞に加われなかったというほど、高度な技術を要するものだそうです。

レッスンでは民族衣装を着て踊る人も

 授業は、野火さんが映画音楽の歌詞に合わせて考えたベーシックな振り付けを教えているそうですが、見ていてとにかく一緒に踊りたくなるような楽しい雰囲気です。「パンジャビードレス」と呼ばれる、インドの民族衣装を着て踊る人たちも多くいます。

 振り付けは歌の内容に合わせていますが、受講生たちは歌詞の意味がわからないため、さまざまな動きの順番を覚えるのが少し大変そう。しかし、「ホエホエ~」「ハエハエ~」など、陽気な語感の歌詞やリズムも楽しく、皆、笑顔が絶えません。

 ボリウッドの群舞ダンサーたちは、小さい頃からダンススクールに通い、難関と言われる州立の試験をパスして資格をとり、さらに映画のオーディションを受けて合格したら、晴れて映画に出演できるそうです。競争が激しい分、個々のスキルが高く、それが見るものを惹きつける要素になっています、

 しかし、そこまで努力してスクリーンデビューしても、大概は群舞止まり。そこからスター(主役級)になる人は滅多にいないと野火さんは話します。ボリウッドの世界は世襲制で、「ミスインディア」や「ミスワールド」に選ばれるような美貌の持ち主以外は、有名俳優の子供であるのが常。彼らはダンススクールなどには通わないため、群舞の人たちの方が踊りが上手かったりするそうです。

 授業では、まずは慣れ親しむことを目標に、習得しやすい振り付けから教えているとのこと。受講生たちは、レッスンが終わった後も振り付けを確認しあったりして、かなり熱心でした。受講生は女性だけでなく、男性もいます。授業の感想を聞いたところ、「いいエクササイズと気分転換になる」「振り付けがとっつきやすい」「先生が入れる合いの手が絶妙で、とにかく楽しく踊れる」などの声が挙がっていました。

 また、映画音楽を通じて日本と異なるインド人の習慣(朝に耳掃除をするなど)を知ることもあり、「文化の違いを知れて楽しい」「習うほどに深みにハマっていきます」との声も。

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最終更新:4/24(水) 17:36
アーバン ライフ メトロ

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