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シンガー・平川美香、なぜオジサン姿で活動しているのか 秘めた思い:インタビュー

4/24(水) 10:01配信

MusicVoice

人生は何度だってやり直しは出来る

――平川さんが思うオリジナリティというのはどういうものだと考えていますか。

 誰もやっていないことを表現するということです。平川のおじさんを始める時に、私はダンスもするし、芸人さんのようなコントもするし、モデルさんのようなウォーキングもする。それぞれがプロ級ではなくても、それを寄せ集めてブランドを作れたらいいなと思いました。それを平川美香がやればオリジナルになるんじゃないかなと思いました。そのなかで軸になっているのはやっぱり歌です。

――おじさんやレディーブブなど様々な要素が平川さんにはありますが、更にプラスしていきたいものはありますか。

 演技です。ミュージカルみたいに出来たら視野が広がるんじゃないかなと思っています。昨年、ガレッジセールのゴリさんが監督を務めた映画『洗骨』のオーディションを受けさせていただきました。それまで私は演技をほとんどやったことがなかったので、ゴリさんが稽古を見てくれたんです。結果的にオーディションは落ちてしまったんですけど、それがすごく悔しくて…。この思いは歌では晴らせないと思いました。

 そこから2人芝居に挑戦しました。30人ぐらいしか入らないバーなんですけど、その2人芝居をゴリさんに観ていただきました。ゴリさんは「悔しいという思いを演技で返そうとするガッツは大事だよ」と仰ってくれて。演技に関しても良かったと言ってもらえて嬉しかったです。その時に「演技ってすごいな」と思って肉付けとして演技もやっていきたいと思いました。

――その経験値がきっと歌にも反映されますよね。さて、ツアー『平川美香 1st ツアー「ドタバタ劇場一丁目」』も始まりますが、どのようなステージにしたいですか。

 2ndミニアルバム「Meekaa Holic」(5/22全国発売)が完成して、それを引っさげてのツアーになるのですが、タイトルの通りドタバタになると思います(笑)。私には色んなキャラクターがいるので、衣装チェンジでも、1分半ぐらいでメイクも衣装終わらせなければいけないのでドタバタします。それすらもお客さんと共有して面白く出来たら良いなと思って、このタイトルにしました。本人もどうなるかわからないステージになると思います(笑)。

――面白そうですね。2017年に開催された『HABU SONIC』の映像を観させていただいて、トークもすごく面白かったので期待が高まります。

 歌ももちろんですけど、トークで人間性を感じて頂けたら嬉しいですね。トークはまだまだクオリティにバラツキがあるので、そこの安定感が課題としてあります(笑)。

――どんなステージになるのか楽しみですね。さて、夢を追いかける若者にメッセージを頂きたいです。

 失敗や挫折というのは当たり前にあって、それを受け止めて乗り越える力は誰にでもあるんだよということを伝えたいです。自分を愛して、自分を認めることが次へのステップに繋がると思います。諦める、諦めないは自分次第なんですけど、全力で頑張るということは大事だなと思います。

――夢を掴むには何か捨てなければいけないと思いますか。

 私は結婚のタイミングを2回捨てました。24歳と27歳の時にプロポーズされたんですけど、それを断って歌の道に来ました。捨てることに悩んで時間を掛けるよりも、捨てた後に肩の荷が下りて見えてくる景色というのがあります。捨てたことで後悔することもあるかもしれませんが、そこで学んだ事を活かして行動することが大事だと思います。また、拾いに行っても良いと思いますし(笑)。人生は何度だってやり直しは出来ると思っています。


(おわり)

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最終更新:4/24(水) 10:56
MusicVoice

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