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亡き妻が小学生に 願い託された夫は…「強く生きる人」描く転生系純愛マンガ 作者が「タブー」に挑む理由

4/26(金) 7:00配信

withnews

もし亡き妻が、小学生の姿で戻ってきたら――。そんな不思議なストーリーの漫画が、ネット上で話題を呼んでいます。再会を果たした夫の、固い決意。複雑な気持ちを抱きつつも、寄り添う妻。それぞれが追い求める「家族の幸せ」とは? 「作品では『タブー』を犯した」と語る作者に、その言葉の理由を聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)

【マンガ】「あなたが私に感謝しているのなら…」 転生した妻が夫に告げたのは、胸が熱くなる願い

インターホンを押したのは、謎の少女

『他界した妻が生まれ変わって、小学生になって会いに来る話。』。今月15日、そんなタイトルの漫画が、ツイッター上に投稿されました。

物語は、会社員・新島圭介が、買い物袋を手に帰宅するシーンから始まります。

薄暗い部屋で、在宅ワークにいそしむ娘・麻衣と、コンビニ弁当をほおばる圭介。二人の間に会話はありません。

すると、沈黙を破るかのように、突然インターフォンが鳴り響きます。

「……ただいま」。圭介がドアを開けた先には、ランドセルを背負い、腕組みをした少女が立っていました。

「どこか他の家と間違えて……」。戸惑う圭介の言葉を遮り、少女は叫びます。「私は新島貴恵!あんたの妻!麻衣の母親!」

腹の底から絞り出した「美味すぎる」

駅のホームで受けたプロポーズ、家族で行った旅行先での出来事……。少女は2人に、一家しか知り得ないエピソードを次々と披露。「最近、前世の記憶が戻った」と告げます。

その様子から圭介たちは、彼女が10年前に事故で亡くなった、貴恵の生まれ変わりだと確信するのです。

「何よこの味気ない夕飯!」「栄養の面もあるけど、それより大事なのが、ちゃんとお皿の上に載せたものを食べることなの」

強めの口調ながら、家族を気遣う貴恵。その振る舞いは、生前と変わるところがありません。

別の日の朝。貴恵は再び圭介を訪ね、お手製の弁当を渡しました。

職場での昼休み中、包みをほどく圭介。かつては毎日、妻と談笑しつつ、出勤前に弁当を受け取っていたことを思い出します。

瞬間、よみがえる葬儀の記憶。貴恵のひつぎを抱き、泣き崩れる麻衣。「もう二度と、作ってもらうことはできないんだな」。台所で独りごちた、あの日。

我に返り、顔をくしゃくしゃにする圭介。涙ながらに具材をかき込み、声を絞り出します。「……美味(うま)すぎる……」

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最終更新:4/26(金) 7:00
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