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臨場感そのまま 進化するオンライン英語ジムを体験してみた

4/25(木) 7:00配信

アスキー

人気殺到の英語トレーニングスタジオ「ENGLISH COMPANY」が展開するオンラインでのマンツーマンレッスンを体験してみた。
オンライン英語レッスンの究極は、対面と変わらないレベルでの学習体験の提供にある。結果を出す数百人待ちの英語ジムが新たに取り入れた、オンラインマンツーマンレッスンを体験レポート。そのシンクロ度合いとメリットデメリットをまとめてお届けする。

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 英語学習スタートアップの恵学社が展開する英語トレーニングスタジオ「ENGLISH COMPANY」。その学習効果から人気が殺到しており、遠隔地からの参加についてもリクエストが多かったという。2018年6月から提供を開始したオンラインでの英語学習システムは、そういった要望にこたえたものだ。
 
 かつて筆者は、ENGLISH COMPANYでの90日間のプログラムを実際に体験している(関連記事:海外出張に備え短期集中で英語学習!最新教育工学が話題の「ENGLISH COMPANY」を体験してみた)。その際は、徹底したきめ細かな指導や、各個人に合わせた適切な学習プログラム、まさに苦楽をともにするマンツーマンの指導があったが、はたしてそれはオンライン指導ではどうなるのか。かつて授業を体験した経験者目線として、今回はオンラインでの英語ジムの内容をお届けする。
 
準備編:専用のカメラはPCとつなぐだけ。事前の手配も万全
 よくあるオンライン英会話との違いは、使う機材が増える点にある。実際のオンライントレーニングにあたって用意するものは、パソコン(ウェブカメラ付き)に加えて、USB接続でのカメラ。このダブルカメラシステムがレッスンの質を上げるキーとなっている。
 
 申し込みをすると、下記のようなハードがレンタルされることになる。
 
 ハードの準備といっても、基本的にはUSBにつなぐのみ。Google Chrome上の指定されたURLでオンライントレーニングが受けられる仕組みとなっている。
 
 なお、このようなオンライン授業でのハード・ソフト面において、キャニオン・マインド社のオンライン学習システム「AIDnet」(エイドネット)が利用されている。
 
 開始にあたっては、事前準備として一度、キャニオン・マインド社のほうで事前にサポートしてもらえる形だ。操作方法から画面の見方など、授業で必要な部分がレクチャーされる。このときに声のボリュームなどが気になるようなら、イヤフォンを用意するなど授業聞き取りやすい環境の整備をしたい。
 
授業編:細かな発音指導も可能
 今回は体験のため、特定の日時指定となっていたが、実際の受講時には、特定の日時で週2回の実施となる。
 
 用意するものは実際のトレーニングと同様。オリジナル教材については、事前にデータが送られてくるので、プリントアウトしておく必要がある。あとは手元にメモなどが書ける紙かノートと筆記用具があればいい。
 
 オンラインでのトレーニングは、ブラウザー上の画面で進む。こちらから視認できるのは、トレーナー本人と、教材に関連するスライド、または資料一覧となる。トレーナー側からは主に、手元資料を映したカメラと、発生時の口元チェックができるようにPC備え付けのカメラでコーチングを受ける。
 
 肝心なトレーニングの流れだが、実際のジムと異なるのは、周囲の環境と、目の前にトレーナーがいないだけの違いと言っていいだろう。
 
 対面のトレーニングで行なっていたのは、毎回の対面コンサルティングと単語テスト、シャドーイングのチェックに始まり、その時々の課題に応じた各種トレーニング(リーディングスピードアップのオリジナルトレーニングやディクテーション、発音指導、文法指導など)だった。
 
 手元のカメラ1つだけでここまで最適化されるのか、というほどに体験内容に変化はない。そもそも、ENGLISH COMPANYで実施しているトレーニングは、非常にシンプルなもの(ただし、そのトレーニング強度は個人に最適化されているので効率的)ばかりなため、それほど複雑な情報のやり取りが必要であるわけではない。
 
 また心配されるオンライン環境による音声や映像の影響もさほどない。そもそも、実際に英語を活用するさまざまな場面では、“どんな環境であってもきちんと聞き取れるか”が重要なので、通信環境自体を危惧する必要はない。対面型のリアルな現場でクリアな音声のやり取りが必須であるとは言えないはずだ。
 
 筆者が体験したオンライントレーニングでも、LとRの子音の発音について、以前の対面トレーニングでRのほうは意識できていたが、Lのほうがまだ完璧でないことを指摘された。またRやFの発音はより自然になっていたとほめてもらえたが、V・Bについてはまだまだという評価だった。このように発音ニュアンスの確認についても、オンライン上で問題なくトレーナーから指導が受けられる。
 
アフター編:良くも悪くも学習環境の設定が重要
 さて、ENGLISH COMPANYでの指導は、スタジオ内でのトレーニングだけではない。ホームワークは、コンサルティングでやるべきことが調整され、日ごとにLINEなどを使ってトレーナーに報告して、フィードバックがもらえる。ただしこの部分については、ただの自主学習なので、オンラインでもリアルでも変わりない。
 
 そのような一方で、実際のスタジオに行かなくて済むのは、近くに環境がない人や時間がない人にとって、メリットが非常に大きいはずだ。
 
 ただし逆にデメリットとして、雰囲気ある学習環境の中で学びたいという人には不満点にもなるだろう。社会人にとって、自宅も含めた学習環境構築が重要なのは、前述したジム体験記事でも述べたとおりだ。
 
 明確なデメリットとしては、手元カメラの準備をしなければならない点だろうか。一応、持ち運びもできるサイズだが、さすがに毎回持ち歩くのは手間なので、定期的に勉強する場所は、自宅などで設定しなくてはならないだろう。
 
 なお、接地面積としてはPCの隣にA4のペーパーを置くくらい。自宅学習環境の整備ができない前提でオンラインでの指導を申し込む人はいないだろうが、この前提は重要だ。
 
 1回の体験ではあるが、学習効率化・徹底されたマンツーマンレッスンを売りにしているENGLISH COMPANYが選んだだけあって、オンラインでのトレーニングが、実際のものと変わりないレベルで展開できていることが理解できたはずだ。この先、VRやARで遠隔地でのトレーニングがより高度に発展すると、学習においては場所すら不要な状況もあるのではないかと、将来への期待もふくらむ体験だった。
 
 
文● 北島幹雄/ASCII STARTUP

最終更新:5/16(木) 18:32
アスキー

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