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龍山寺、ろうそくの使用禁止へ 大気汚染と安全性に配慮/台湾

4/25(木) 19:27配信

中央社フォーカス台湾

(台北 25日 中央社)日本人観光客も多く訪れる台北市の龍山寺は来月1日から、参拝に必要とされてきたろうそくの使用を禁止する。同寺が25日に明らかにした。大気汚染対策のほか、パリの世界遺産ノートルダム寺院が大火災で損傷したのを受けて安全性にも配慮したと説明している。今後、ろうそく立ての使用やろうそくの販売を終了するほか、信者に対してもろうそくを持参しないよう呼び掛ける。

龍山寺の所在地、台北市万華区富民里の范添成里長(町内会長に相当)によれば、今年は龍山寺建立280年に当たり、節目となる年に有意義なことをしたいという寺側の希望が背景にあった。代替案として電子ろうそくの導入が検討されているという。同寺は2015年から17年にかけて、大気汚染の原因の一つとされる線香の本数削減を目指し、境内に設置された香炉を7基から1基に削減しているが、現時点では、線香を全面的に禁止する予定はないとしている。

台湾では龍山寺のほかにも、中部・台中市の万和宮や南部・台南市の祀典大天后宮などが環境保護のためとしてろうそくの使用を取りやめている。台北市の行天宮では、本殿に祭られた御神体の前に各1対、計6本のろうそくがともされているが、信者の参拝用としてのろうそくは提供されない。

(陳怡セン、趙麗妍、張栄祥、管瑞平/編集:塚越西穂)

最終更新:4/25(木) 19:27
中央社フォーカス台湾

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