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【平成家族】外食で娘が発作「自分が気を抜いたせいだ」 抱えていた罪悪感、救ったのはママ友の言葉

4/25(木) 11:51配信

朝日新聞デジタル

【アーカイブ:内容は2018年12月4日の初出時点のものです】

 増加傾向にあると言われる子どもの食物アレルギー。ショック症状が起こると生命に関わるだけに、食材に神経をつかいながら日々食事づくりに追われる親も少なくありません。ある母親が、気が休まるひとときを知ったきっかけは、ママ友からの情報でした。(朝日新聞記者・松本千聖)

【画像特集】アレルギーの息子のため修学旅行先にクール宅配便で送ったおかず・パスタソースに「手抜きの罪悪感」のグラフなど、「平成家族」の風景

アレルギー対応のファミレスに安心

 カラフルなお皿に盛り付けられたカレーライスや、米粉パンが添えられたハンバーグ。週末のファミリーレストランは、東京都に住む女性(36)が、夫と、3人の子どもたちとともに一息つけるかけがえのない場です。

 小学1年生の長女(7)は小麦と卵、幼稚園に通う長男(4)には牛乳などのアレルギーがあります。ファミレスでもこのチェーンは卵や小麦などを使わないメニューがあるので安心できます。

育休から復職間近、娘が発作

 以前は子どもたちを連れての外食は考えられませんでした。

 長女が1歳になり、大手人材会社に勤めていた女性が育児休暇からの復職を考え始めていたある日、異変が起きました。

 長女の首にじんましんが出て、みるみるうちに背中や顔にも腫れが広がりました。かゆさで泣き叫んでいます。

 「何が起きたの?」。焦りで手が震え、救急車を呼びたくても「119番」を思い出せないほど。長女は息をするのも苦しそうです。ようやく近所の人の助けを借りて呼んだ救急車に乗せられると、長女は意識を失いました。

 「自発呼吸はしているから、名前を呼んで」と救急隊員に言われ、名前を呼び続けました。病院に着いた時、長女が小さな泣き声をあげました。

 「助かったんだ」。震えが止まりませんでした。長女は小麦アレルギーで、たまたま落ちていた小麦製品を間違って口に入れたことでアナフィラキシーショックを起こしていました。

《アナフィラキシーショック》食物アレルギーの症状の一つ。複数の臓器などに症状が出て、血圧の低下や意識障害などを伴った重篤なものを指す。

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最終更新:4/25(木) 11:51
朝日新聞デジタル

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