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鳩山さんが仕込んだ崩壊の時限爆弾 民主党政権は悪夢だったか【前編】

4/25(木) 6:31配信

FNN.jpプライムオンライン

予定より10年早くコメンテーターに

平成21年(2009年)9月1日、フジテレビの報道番組部長に「話がある」と呼び出された。
その2日前の日曜に民主党は総選挙で過半数を得て、自民党から政権を奪ったばかりだった。政治部長だった僕は当確判定の責任者だったので日曜は徹夜だったため、まだ頭が少しぼーっとしていた。指定された会議室に行くと、日曜朝の政治討論番組「新報道2001」のプロデューサーもいる。番組から政治部へのクレームかな、と身構えたら、「2001のコメンテーターやってくれませんか」という予想外の言葉だった。

【画像】オバマ大統領には「トラスト・ミー」と言ってみたが・・・

実はそれほど予想外でもなかった。
「2001」は以前、黒岩祐治さん(現神奈川県知事)が司会、竹村健一さんがコメンテーターというコンビだったが、その年の4月に竹村さんが引退し、須田哲夫さんが加わった。説明では須田さんが司会、黒岩さんがコメンテーターということだったが、黒岩さんは司会の癖が抜けず、いつのまにか須田さんに代わって進行してしまう。司会が二人いて、コメンテーターがいないという変な番組になってしまっていた。

黒岩さんが会社を辞めるという噂があったので、
「黒ちゃん辞めたら後任は僕かな」
と秘かに思っていたのだ。

いずれはコメンテーターになりたかった。
妻にはよく「60歳になったらコメンテーターになる」と冗談を言っていた。当時まだ50歳だったので、予定より10年早かったが、まあ何とかなるだろう。僕は小心者だが楽天的でもある。民主党による政権獲得は、小泉政権が終わり、その後の安倍、福田、麻生の3氏が、政権の維持だけに四苦八苦するのを見て、時間の問題だと誰にもわかっていた。

戦う前から勝負あり!自民と民主のマニフェスト

選挙前に自民、民主のそれぞれの公約発表の会見を聞きに行って驚いた。民主党では赤を効果的に使ったきれいな印刷の、20ページほどのパンフレットが配られた。
「中学卒業まで1人当たり月26000円の子ども手当を支給」
「高速道路の無料化」
など魅力的なマニフェストが並んでいた。

一方の自民は公約の党内調整が遅れたため、パンフレットの印刷が間に合わず、なんと白黒のコピーの配布だった。写真もない。これはダメだ。戦う前から勝負あったなと思った。

後に自民党の議員からこんなことを言われた。パンフレットの印刷が間に合わなかったのは、それだけまじめに公約の議論をしたからだ。民主はいい加減なことをきれいなパンフレットに書いて実現できなかっただろ?あんたたちマスコミが民主をおだて、自民をバカにした結果だよ、と言われ一言も返せなかった。

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最終更新:4/26(金) 16:05
FNN.jpプライムオンライン

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