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シラスウナギ漁が過去最低の恐れ 3月末わずか3トン 挽回見込み「薄い」

4/25(木) 16:40配信

みなと新聞

 国内のニホンウナギ稚魚(シラスウナギ)採捕量が過去最低となる可能性が高まってきた。水産庁がまとめた2019年漁期(18年11月~19年10月)の3月末時点の国内採捕量は3トン未満とみられ、極端な不漁となっている。採捕シーズンは例年4月にほぼ終わるため、このまま回復しなければ過去最低だった13年の5・2トンをさらに下回る記録的な凶漁となる。

 シラスウナギの採捕量は減少傾向にあり、ピークだった1963年の232トンと比べると、2018年は96%減の8・9トンまで落ち込んでいる。前期は春に採捕量が上向いたが「今期は中国、台湾で採捕量が増えたという話は聞いていないため、日本だけ採捕量が回復する見込みは薄い」という。

 なお、実際のニホンウナギ生産量に大きく影響する3月末までの池入れ実績(養殖池に入れた稚魚の量)は前年同期比25・6%増の13・7トン。ほとんどが香港経由の輸入物という。直近の発表だと、2月末時点の香港からの累計輸入量は前年同期比5・7倍の8・2トンだった。水産庁によると「中国では一定量の採捕があったと聞いている」という。香港からの輸入は例年3月まで。

[みなと新聞2019年4月25日付の記事を再構成]

最終更新:4/25(木) 16:40
みなと新聞

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