ここから本文です

女子硬式野球部が岡山・学芸館高に誕生 1年生9人、甲子園経験監督が指導

4/25(木) 8:11配信

山陽新聞デジタル

 岡山県内高校で初となる女子硬式野球部が今春、学芸館高(岡山市東区西大寺上)に誕生した。指導するのは、昨夏まで率いた同高男子で1度、城東高時代に5度の甲子園出場を果たした山崎慶一監督(61)。1年生9人でスタートし「女子の甲子園」と呼ばれる夏の全国高校女子選手権出場を目指している。

 増えつつある女子野球人口の受け皿にと創部し、瀬戸内市や吉備中央町など県内7人と香川、兵庫県からの2人が入部。大半が中学時代に男子に交じって軟式野球を経験し、エースや主将として活躍した選手もいる。

 活動拠点は学芸館高瀬戸内グラウンド(瀬戸内市)のサブグラウンド。山崎監督自らノッカー、打撃投手を務め、基本練習を反復する。1990年夏、開校4年目だった公立普通科の城東高を初の甲子園に導いた指揮官は「当時と同じような気持ち。生みの苦しみはあるが、新しい歴史をつくり上げるのはやりがいがある」。今後は、環太平洋大女子硬式野球部や男子硬式の中学1年生チームとの合同練習や試合を通じ、強化していく。

 これまで県内の女子選手は中学卒業後、県外の強豪高校に進んだり、他の競技に転向したりするケースが多かった。「県北の高校でソフトボールをするか、野球部のマネジャーになることも考えた」と勝央中でエースだった安東素愛さん(15)。「でも、やっぱり野球で試合に出たい」と親元を離れてグラウンド近くに下宿し、学校や練習に通う。

 全国大会は春と夏にあり、予選はない。ただ「選手11人」などの規定を満たす必要があるため、部員は練習と並行して新入部員の勧誘にも奔走する。牛窓中で主将を務めた藤本莉央さん(15)は「試合で結果を出し、コミュニケーションもしっかり取る。野球を続けたいと思う女子にとって憧れのチームにしたい」と意気込む。

 高校の女子硬式野球 全国高校女子硬式野球連盟が1997年に発足し、当初5校だった加盟校は現在31校。中国地方では、佐伯高(広島)と島根中央高が活動している。全国的に部員が減少する男子とは対照的に、選手登録数はこの10年で約5倍の870人に膨らんだ。夏の全国選手権は97年に5校で始まり、昨年は26校が出場した。

最終更新:4/25(木) 8:11
山陽新聞デジタル

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事