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都会のフードコートに集う常連たち「くたびれたスーツ」を着たおじさんの正体は?

4/25(木) 15:26配信

DANRO

小さな飲食店に囲まれたフードコート。ここでは、「ふだん何をしている人なんだろう?」と首をかしげたくなる人たちとの出会いがあります。ソムリエになるための本を読む青年。俳句教室のテキストを広げて、パンを食べるおばちゃん。栄養ドリンクを飲みつつ手帳に書き込みをしているのは、就職活動中の学生でしょうか。(土井大輔)

【画像】終戦直後の新橋駅前の様子。闇市があり、人でごった返している

筆者が最近よく訪れるフードコートは、サラリーマンの街・新橋(東京都港区)のオフィスビルにあります。健康志向の弁当屋やサラダ専門店が並ぶこのフードコートはお昼どき、多くの女性でにぎわいます。しかし、それ以外の時間帯は比較的空いており、無料でWi-Fiが使えるため、ちょっとした作業や休憩に重宝しています。

いつも同じ席にいるおじさん

ここに何度か通ううち、「常連」らしき人たちがいることに気づきました。だいたい14時ごろにやってくるおばさんは、タブレット端末でドラマ『相棒』を観るのが日課。衣類を詰めた大きなカバンを2つ抱えたおばあちゃんは、フロアの片隅でうとうとと居眠りしていることが多いです。

なかでも気になるのは、いつも同じ席にいるスーツ姿のおじさんです。このおじさん、「見ない日はない」というくらい、遭遇率が高いのです。

おじさんの年頃は、60前後でしょうか。ワイシャツのうえにくたびれたジャケットを羽織り、スポーツ新聞を読んだり「ナンクロ」を解いたりしています。かと思うと、カバンや本を置いたまま、20~30分間席を外すこともあります。そして夕方には、荷物をまとめてどこかへ帰っていくのです。

フードコートの弁当屋で働く女性(30歳)によると、おじさんはほぼ毎日、現れるそうです。「早いときは朝8時くらいから見かけます。おじさんの『席』を誰かが使っている場合は、近くの席で待っていて、空いたらすぐ移動しています」というのです。おじさんのもとには時々、怪しげな風貌の別のおじさんが訪ねてくるということまで教えてくれました。

おじさんは何者なのか。気になって仕方ないのですが、平日の昼間、フードコートで見ず知らずの人に話しかけるのは勇気がいります。そもそも、なんと声をかければいいのでしょう? 「こんにちは。おじさん、何者ですか?」とは言えないのですから。

おじさんは痩せ気味で、元気がないようにも見えます。リストラされたことを妻や子供に言えず、会社に行くフリをして、毎日ここで時間を潰している……というのが、筆者の予想でした。

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最終更新:4/25(木) 16:56
DANRO

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