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JX金属、今期の伸銅品販売3%増へ。スマホ高機能化などで持ち直し

4/25(木) 6:04配信

鉄鋼新聞

 JX金属(本社・東京都千代田区、社長・大井滋氏)は2019年度、伸銅品の販売数量を前年度比3%増となる月間3500トンに高める。同社の伸銅品はスマートフォンなどモバイル端末向けが主力市場。次世代高速通信の普及待ちなどから端末の販売台数は増えないが、高機能化により伸銅品を使用する電子部品の搭載量が増加すると見通す。併せて中国関連需要の減速などで減った家電関連需要も若干の回復を見込む。長さベース(600ミリメートル幅)では同3%増の1100万メートルが目標。

 りん青銅板条の販売数量は前年度比4%増の月間1350トンを目指す。昨年度に落ち込んだ家電向けが若干回復すると見込んでいる。注力製品の圧延銅箔は同9%減の見通し。スマホなどの電子部品がコンパクト化し材料が薄型化することからボリュームは減少。ただ長さベースでは同3%の増加を見込んでいる。
 新コルソン合金板条は同7%増が目標。スマホの電子部品が増加するほか、強度と導電率のバランスを最適に制御できる特長を武器にシェアを拡大させる。チタン銅板条は同8%増を目指す。非常に高強度で微細な部品に加工できるほか、磁性を帯びず精密機器の動作に影響しない特性を生かしスマホでの採用を拡大させる。
 18年度の販売実績は同7%減の月間3400トン。下期からモバイル端末・家電関連の市場が減速し前年割れとなった。りん青銅板条は同16%減の月間1300トン。家電向けが減少した。圧延銅箔は同25%増。増強投資で対応可能な量が拡大し増加した。新コルソン合金板条とチタン銅板条は横ばいだった。

最終更新:4/25(木) 6:04
鉄鋼新聞

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