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スバル「レガシィ」誕生30年目に登場 7代目新型「アウトバック」は新時代の“GTカー”となるか

4/25(木) 14:10配信

くるまのニュース

キープコンセプトながら、確実に魅力を増した新型「アウトバック」

 2019年2月のシカゴショーでセダンが世界初公開された7代目レガシィに続き、ニューヨークオートショー2019でクロスオーバーワゴンのレガシィ・アウトバック(以下、アウトバック)が登場しました。

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 すでに車両の詳細はさまざまなメディアを通じて伝えられていますが、筆者(山本シンヤ)が実際に開発を担当したプロジェクトゼネラルマネージャーの堀陽一さんとデザイナーの田中繁さんに、新型の特長やこだわりをおうかがいしました。

 山本:まず、開発コンセプトはどのようなテーマが掲げられたのでしょうか?

 堀:ユーザーに『アウトバックとは?』という質問をすると、『何か新しいこと、例えば登山、ボート、自転車など様々なアクティビティにトライするための相棒』だという答えが返ってきました。そこで、新型アウトバックは道具としての『機能性』を伸ばすことが重要だと考えました。

 山本:今回のモデルは新エンジン(FA24ターボ)の搭載やSGPの採用と、メカニズムは大きく刷新されましたが、全体的なフォルムは現行モデルを継承しています。デザインを大きく変えることは考えなかったのでしょうか?

 堀:おっしゃる通り、新型はパワートレインもシャシーも刷新したので、「デザインも…」という話もありました。ただ、「変化のための変化」ではなく。使われ方に対して考えるべきだと。キープコンセプトではなくユーザーのマインドに付いて行った結果です。

 山本:もちろん、スバルのデザイン言語「ダイナミック&ソリッド」に基づいてデザインされていますが、スバルは今後今までのダイナミック&ソリッドを、より大胆な表現にした「ボールダーデザイン」を行なっていくことを宣言しました。その辺りはどうでしょうか?

 田中:新型アウトバックのデザインコンセプトは「アクティブ&タフ」になります。キープコンセプトではありますが、全体の立体感を高めて見た目の強さを表現しました。アウトバックらしさを“より大胆に”という意味でボールダーデザインも盛り込まれています。

 山本:確かに、フロントバンパーの形状やサイドのクラッディングのデザインなどは、かなり大胆に感じました。

 田中:SUVのトレンド自体は乗用車化していますが、アウトバックの使われ方を考えると、そうではないなと思いました。そのため、丈夫さを表すために、クラッディングの面積は現行モデルよりも増やしています。イメージはトレッキングシューズです。

 山本:前後フェンダーに特徴的なフィンが装着されていますが、これは何でしょうか?

 堀:これはアーチフィンと言って、横方向の乱流を抑えることで、走行安定性を高める“機能部品”になります。アリ/ナシでは走りに大きな差が出ます。

 田中:デザイン的には突起は付けたくないのですが、性能的な裏付けがあるなら、より積極的に見せようという判断です。

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最終更新:4/25(木) 18:07
くるまのニュース

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