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最後の世界卓球個人戦を終えた水谷隼「単メダル獲得できず心残り」

4/25(木) 17:03配信

テレビ東京スポーツ

「世界卓球2019ハンガリー(個人戦)」<4月21~28日/ブダペスト>大会4日目に日本男子卓球のレジェンド・水谷隼(木下グループ)が姿を消した。厳しい戦いが予想された男子シングルス3回戦。対戦相手はTリーグにも参戦している韓国のチョン ヨンシクだった。2人は世界卓球2018スウェーデン(団体戦)の男子準々決勝で互いにチームのメダル決定戦を任され、水谷が敗れて日本が6大会ぶりにメダルを逃した因縁の相手でもある。

ゲームは水谷が第1、2ゲームを先取し主導権を握ったかに見えた。ところが続く第3ゲーム。水谷が4-1でリードしながらも、そこから相手のペースになり3ゲームを連取されてしまった。第6ゲームは水谷が奪いフルゲームに持ち込んだものの、最後はチョン ヨンシクが押し切る形で勝利をものにした。

大逆転を許した試合直後、「序盤で『これは勝てるな』という手応えはあった。そこから逆転負けしてしまったのがすごく悔やまれる」と呆然とした様子の水谷。特に第7ゲームは相手のサービスに最初から最後まで苦しめられたといい、「とにかく序盤でリードしきれなかったのが悔やまれる。もう1試合はしたかった。自分が第16シードということもあったし、ベスト16が最低目標だったので、そこまで行けなかったのが本当に悔やまれます」と繰り返し後悔を口にした。

この試合、果たして何が起きていたのか? 水谷は主な敗因に攻守のバランスを挙げている。

「特に負けていた3、4、5セット目は無理して攻めていってしまった。基本的に相手がチキータなどで先に仕掛けてきてラリーになるが、自分が押されている中で無理してカウンターとかを狙ってしまい、そこでミスが多く出た。もう少しブロックしてラリーにしてから自分の展開になるまで我慢できれば良かったが、かなり自分から仕掛けていって、その思い切ったプレーがほとんどミスになってしまった」

「(逆転された3ゲーム目から)相手が変えてきたという印象はそんなになかった。ただ3ゲーム目の逆転負けでかなり精神的に追い詰められたというか、3ゲーム目を取られてもまだゲームカウント2-1だったのに、自分の中では0-3で負けているような心境だった。そこで自分が変えにいって自滅してしまった形」

「感覚はすごくいいが、やはり体がついていかない。今大会のシングルス3試合を振り返ると自分の待っているところにボールが来るけど体がなかなか反応してくれず、どうしても一歩遅れてしまったり、打った後の戻りとかもダメだった」

そう語る水谷は今大会で世界卓球個人戦の出場は最後と公言しているが、改めて世界卓球での自身のキャリアについて、「シングルスでメダルを獲得できなかったのが心残り。それが自分の実力だと思うし、世界のレベルは高いと感じている」と語る。

かねてから東京2020五輪の日本代表入りを目指す意向は明らかにしているが、それに関しても「今は試合が終わったばかりで、あまり先のことは考えられない。もちろん東京五輪まで頑張れればいいが、それすらも絶対とは言い切れない」と消極的。痛恨の敗戦の直後では「東京五輪につながるよう練習して、気持ち切り替えて頑張っていきたい」と締めくくるのが精一杯だった。

(文=高樹ミナ)

テレビ東京卓球NEWS

最終更新:4/27(土) 15:12
テレビ東京スポーツ

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