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三分一さんの瀬戸芸新作が完成 香川・直島、築200年の旧家改修

4/25(木) 23:58配信

山陽新聞デジタル

 瀬戸内国際芸術祭(26日開幕)に合わせ、香川県直島町に建築家・三分一博志さん(広島市)の新作「The Naoshima Plan 2019『水』」が完成した。築200年の旧家を改修。風、水など、島の暮らしで生かされてきた自然の息遣いが感じられる作品となっている。

 三分一さんは瀬戸芸の会場の一つ「犬島精錬所美術館」(岡山市北区犬島)で日本建築学会賞と日本建築大賞を史上初のダブル受賞。巨大な入り母屋造りの屋根が特徴的な「直島ホール」(同町)でも同学会賞を受賞するなど、注目を集めている。

 新作の建つ本村地区の伝統建築を8年かけて調査し、風が南から北に吹く島の気候を踏まえた構造が多いことに着目。増築された建物を撤去し、風が屋内を通って庭に抜ける通り道を再生した。庭の池に、石組み井戸からくみ上げた伏流水をたたえ、足を水に漬けて涼める親水スペースにした。

 三分一さんは「作品を通して先人の知恵を知り、本当に豊かな生活や、自分たちの暮らしぶりについて見つめ直すきっかけにしてほしい」と話す。

 26日から公開し、開館時間は午前10時~午後4時半。無料。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。

最終更新:4/25(木) 23:58
山陽新聞デジタル

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