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サムスンの圧迫で…会計士ら「サムスンバイオ粉飾会計」隠すため嘘の供述

4/25(木) 12:47配信

ハンギョレ新聞

争点の「コールオプションを認知していたか」めぐり 金融当局の調査・行政裁判所の裁判の時は 「知っていたが会計に反映する必要はなかった」  検察が証拠を提示すると供述を変え  「内容知らなかった…サムスンバイオの要求で嘘をついた」

 サムスンバイオロジックス(サムスンバイオ)会計詐欺に関与した疑いで検察の捜査を受けている大型会計法人所属の会計士たちが、核心疑惑の一つである「コールオプション条項」と関連し、サムスンバイオと口裏を合わせて組織的に嘘をついたことを認めたことが確認された。故意の粉飾会計ではないというサムスンバイオ側の主張に亀裂が生じたという評価が出ている。

 24日、ハンギョレが会計法人などを取材した結果、最近、サムスンバイオ会計詐欺(粉飾会計)疑惑に関わりソウル中央地検特捜2部(部長ソン・ギョンホ)で調査を受けたサムジョンKPMGとデロイト安進所属の会計士たちは、「昨年の金融監督院の調査と金融委員会傘下の証券先物委員会の調査、今年初めのソウル行政裁判所の証券先物委員会の制裁執行停止裁判などで、サムスンバイオ側の要求で『事前に合弁契約書を入手し、コールオプション条項を完全に把握していた』と嘘をついた」という趣旨の供述をしたことが確認された。これまでサムスンバイオは、子会社のサムスンバイオエピス(サムスンエピス)の会計変更は「会計法人の公認の下、合法的に行われた」と主張してきた。

 サムスンバイオは2012年にサムスンエピスを設立しながら、合弁会社である米国バイオジェンにサムスンエピスの持分を「50%-1株」まで買える権利である「コールオプション」を与えた。しかし、サムスンバイオはコールオプションの約定を2012~13年に公示せずに隠していた。コールオプション行使の可能性が高まったという理由で、2015年にサムスンバイオはサムスンエピスを従属会社から関係会社に変更した。負債として計算されるコールオプションが帳簿に反映されれば「資本蚕食」に陥る危機にあったサムスンバイオは、会計基準を変えながら逆に4兆5千億ウォンを超える帳簿上の評価益を収めた。

 検察や参与連帯などは、2015年のサムスン物産・第一毛織の合併過程で、サムスン電子のイ・ジェヨン副会長が大株主となっている第一毛織の価値を高める必要があり、サムスングループ未来戦略室などが主導し、第一毛織の子会社だったサムスンバイオの価値を故意に膨らませたと見ている。当時、サムジョンはサムスンバイオの会計を監査する外部監査だった。安進は2015年のサムスン物産・第一毛織合併当時、サムスンバイオの企業価値を評価した。

 関連業務を担当した会計士らは、最近の検察の調査で「コールオプション契約の完全な内容は、2015年に会計問題が本格的に起きた後になって認知した。これに先立ち、米国のバイオジェン報告書にコールオプションが含まれていた内容を確認し、サムスンバイオ側に『合弁契約書』を要請したが受け取っていない」と供述したという。

 これは、これまでサムスンバイオや会計士らが展開してきた主張と相反する。会計士らは金融監督院・証券先物委員会の調査と裁判所の公判では「合弁契約書を見たため、コールオプションの契約内容は知っていた。当時は会計帳簿に反映する必要はないと判断した」という趣旨で供述した。サムスンエピスを従属会社から関係会社に変更する直前にサムスンバイオなどで作成した内部文書など客観的証拠を検察が提示すると、彼らは供述を変えたという。

イム・ジェウ、チェ・ヒョンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:4/27(土) 8:05
ハンギョレ新聞

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