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「アーバンパークライン」の行方

4/26(金) 11:12配信

47NEWS

 埼玉県の大宮駅から千葉県の柏駅を経由して船橋駅までの62.7キロを結ぶ東武野田線に「東武アーバンパークライン」の愛称が付けられたのは2014年4月1日だった。

 駅看板や車内の路線図にこの長いカタカナの路線名が登場して驚いたものだが、丸5年が経過した現在でも、いまひとつその愛称が聞こえてこない。むしろアーバンパークとは何なのか、利用者にはとまどいというか疑問の声の方が大きいようにすら思える。沿線住人として現状がどうなっているのか、改めて考えてみた。

 まずその由来であるが、東武鉄道によると「大宮、柏、船橋といった都市間をつなぎ、その沿線には清水公園や大宮公園を始めとした自然豊かな公園が点在することから、都市と公園でアーバンパーク」としている。

 大宮公園にはサッカーJ2の大宮アルディージャが本拠地とするNACK5スタジアムがあり、沿線では住宅開発は今も続いているが、アーバンというイメージには到達していない。

 実態はどうあれ、愛称は呼ばれてこそ意味がある。ところが自分自身、日常的には野田線と呼んでいる。言いにくいとまでは思わないが口にすると倍以上に文字数が違うし、単純に馴染みの問題もある。

 逆にアーバンパークラインと呼ぶシチュエーションは、やや冗談めかしたネタ的に扱われるケースが多いように思う。何故ならその由来を正しく知らなければ、野田線ユーザーは概ね「野田線でいいよね」となるし、そうでなければ「名前の意味がわからない」で終わってしまうからである。

 東武野田線とJR常磐線とが交差する乗換駅である柏駅をベースに、案内標識などをもう少し観察してみよう。まず当の東武鉄道がアーバンパークラインを推している点については、論を待たない。念のため確認すると改札の内と外、どちらであってもざっと見た限りで東武野田線の表記を見つけることはできず、徹底している。

 発車時のアナウンスが「東武線をご利用いただき……」となっている点はやや気にはなったものの、少なくとも野田線という名称は使っていないようだ。

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最終更新:4/26(金) 11:12
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