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メルセデスF1、鋸歯状の”ギザギザ”リヤウイングを投入。高速&低速が混在するアゼルバイジャンで効果を発揮?

4/26(金) 12:05配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスはアゼルバイジャンGPに、メインプレーンの後端がびっしりとギザギザの鋸歯状になった、新しいリヤウイングを持ち込んだ。

【写真】リヤウイングを前方から……ギザギザは見えず。シンプルなTウイングを搭載

 このギザギザのリヤウイングは、2015年にメルセデスが最初のテストしたコンセプトだ。その後プレシーズンテストを経て、2016年に実戦投入された。

 この形状のリヤウイングには、多くのメリットがあると考えられる。

 この鋸歯によりウイングの働きを強化し、気流が剥離するのを防ぎつつも、急な角度を実現可能にしている。また同時に、後方の渦流を改善しすることで空気抵抗を減らしているはずだ。さらにその鋸歯状の先端が生み出す渦流が気流を再活性し、DRSが作動している際にもメインプレーンの効果が安定することを目指しているようだ。DRSが閉じた時に、気流が素早くフラップに沿うように流れるのを手助けするという効果もありそうだ。

 アゼルバイジャンのような超高速区間があり、低速区間もあるサーキットでは、これらの効果は特に役立つことになるだろう。

 昨年のアゼルバイジャンGPでメルセデスは、フリー走行中にリヤウイングに鋸歯状のテープを貼り付けて走行。コース上でどのような影響があるのか、それを理解しようとした。しかしチームは結局、レースではそれを使用しなかった。しかし今回、しっかりと新型のメインプレーンを作製して投入……そこから判断すれば、昨年のテスト結果は非常にポジティブであったということなのだろう。

 なおメルセデスはこの”鋸歯状”のリヤウイングと同時に、Tウイングも変更。これまでは両サイドが円形の縁で繋がれた上下二段のモノを使用してきたが、今回は1枚のみのシンプルなTウイングを搭載している。これも、空気抵抗を削減するための処置と言うことができそうだ。

最終更新:4/26(金) 12:05
motorsport.com 日本版

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