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「会社員消滅時代」到来? 令和時代の“自由な働き方”に潜む落とし穴

4/26(金) 8:00配信

ITmedia ビジネスオンライン

 あと数日で「平成」が終わります。

 さまざまなメディアで「平成を振り返る」だの「令和に期待する」的なコラムが散見され、食傷気味の人も多いかもしれませんが、またとない機会なので、私もそのコテッコテッ路線に今回は乗っかることにします(苦笑)。

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 テーマは「令和時代に“昭和”の働き方はなくなるのか?」です。

 平成を……、といいながらテーマに「平成」という文字が記されていないのは、担当編集者K氏から「平成終わりますし、こんなテーマでどうでしょう?」と送られてきたのが件のテーマだから、という極めて単純な理由です。

 ともあれ、おそらく「昭和の働き方」という言葉を幾度となく使ったことがある人は多いはず。特にK氏と同年代の30代の方たちは、「ブラック=昭和」というイメージを持っているかもしれません。

 しかしながら、悪いのは「昭和の働き方」じゃなく、会社が平成の30年間で「働かせ方」を変えたこと。

 「あなたは大切な人です!」というメッセージを働く人たちに送るのをやめ、“ダムサイジング”(リストラや経費削減などの愚かなサイズ合わせ)を繰り返し、会社と働く人たちの間に存在した「信頼」が崩壊したのが平成30年間の軌跡です。

 実際、残業時間は昭和より増え、過労死や過労自殺も後を絶たず、低賃金で不安定な非正規が3人に1人にまで急増しました。お給料は1997年の467万3000円をピークに下がり始め、90年からの27年間でたったの7万円しか上がっていません(国税庁「民間給与実態統計調査」より)。

 バブル崩壊をきっかけに「人」を「人」と見ず、単なる「コスト」として考える経営者が増殖し、都合よく「働かせ方」を変えた。働く人と企業とのギブアンドテイクの関係を無節操に壊し、「働き方改革」という民主的な香りを漂わせるスローガンのもと、企業支援策ばかりが横行するフェーズに突入しました。

 平成初期に「中年のビジネスマン」が具体的にどんな働き方をし、その働き方にどんな感情を抱いていたかは、日経ビジネスのコラムに紹介してあるので、興味のある人はご覧いただくとして、こちらでは「令和時代に待ち受けている未来」をお話しします。

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最終更新:4/26(金) 12:18
ITmedia ビジネスオンライン

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