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「僕も2007年に……」ハミルトン、チームオーダー巡るルクレールの現状に共感

4/26(金) 12:20配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がチームオーダーに対して感じている”フラストレーション”に理解を示し、自身がF1にデビューした2007年を重ねているようだ。

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 ハミルトンは、マクラーレンからF1にデビュー。ルノーで2度のチャンピオンを獲得したフェルナンド・アロンソのチームメイトになった。しかし、ハミルトンがいきなり競争力を発揮したこともあって、最終的にふたりは激しく対立することになり、アロンソはわずか1年でチームを去ることになった。

 そのきっかけとも言えるのが、モナコGPだ。トップを走るアロンソを攻め立てていたハミルトン。しかし終盤にチームオーダーが出され、ハミルトンが不可解なピットインをしたことで、ハミルトンのモナコ制覇の最初のチャンスは奪われることになった。

 一方のルクレールはF1参戦2年目、フェラーリでの最初のシーズンを迎えている。フェラーリは開幕から3戦連続でチームオーダーを出しており、中国GPではルクレールがセバスチャン・ベッテルにポジションを譲るよう命じられた。

 週末のアゼルバイジャンGPに先立ち、ハミルトンはF1チームでサポート役を務めることについて、”特権的な立場”ではあるものの、”本質的な価値”に反するものだと語った。

「僕は、シャルルがどんな風に感じているか分かる。なぜなら、彼は心の中では自分がベストだと思っているし、そうあろうとしている。そしてチームオーダーは、その心の中の光を薄暗くするようなものなんだ」

「ひとりのレーサー、競技者としては、チームオーダーに反逆したい気持ちがある。彼らはあることをしろと言ってきて、でもそれらは自分と”戦う”ようなものだから、違うことをするんだ。僕はそれを経験した」

 ハミルトンは問題のモナコの後で、アロンソとハミルトンの燃料搭載量を同じにするとマクラーレンが方針を決めたことが、”自身の反抗的な面を正当化した”と感じたようだ。実際、ハミルトンはモナコGPの次のレース、カナダGPでF1初勝利を挙げている。

「それ以降は、毎週末自分の能力を発揮するチャンスがもっとあるんだと感じるようになった」と彼は付け加えた。

 ルクレールは、今季の第2戦バーレーンGPでほぼ勝利を手中に収めながらも、マシントラブルで3位に終わった。一方、オーストラリアGPと中国GPではベッテルに有利なチームオーダーの影響を受け5位となった。

 バーレーンで初勝利を挙げられず、イライラしたかと問われたルクレールは、バクーで次のように語った。

「強迫観念はなかった。今は優勝の瞬間が待ち遠しい。もし実現するならね。僕はそのために作業に取り組む。だけど、それに取り憑かれてはいない。優勝することだけを考えるのは、週末への良いアプローチだとは思えない」

 ルクレールは、2019シーズン中にベッテルを打ち負かす”ポテンシャル”があると考えている。その一方で、彼はフェラーリ内でのポジションを受け入れ、特定の状況では今後もチームオーダーを受け入れるつもりのようだ。

 前述のハミルトンのコメントを受けて、ルクレールは次のように話した。

「僕はある意味でそれを理解している。セブは4度のチャンピオンであり、チーム在籍5年目だ。でも僕はF1参戦2年目。証明すべきことがたくさんある」

「僕に必要なのは、今自分がやっていることを続け、自分自身を向上させようとすることだと思う。そしてすぐに状況が変わることを願っている」

Scott Mitchell

最終更新:4/26(金) 12:20
motorsport.com 日本版

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