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吉高由里子「定時で」第2話も視聴率上昇 TBS火曜22時ドラマに“3つの仕掛け”

4/26(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 女優・吉高由里子の主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系=火曜夜10時)が好調だ。23日に放送された第2話の平均視聴率は10・4%と初回から0・9ポイント上がった。

 連ドラは第2話で数字を落としがち。今期も、フジテレビ系「ラジエーションハウス」(0・4ポイント減)、テレビ朝日系「緊急取調室」(1・8ポイント減)、TBS系「インハンド」(1・8ポイント減)など、人気ドラマでも軒並み下げている。

 そんな中で「定時で」は上昇した。

「そもそも、TBS火曜22時枠は2話目で視聴率が上がる傾向があります」と、キー局関係者がこう続ける。

「この枠は、昨年10月期の『中学聖日記』(有村架純主演)、今年1月期の『初めて恋をした日に読む話』(深田恭子主演)と、2期連続で2話目に視聴率を上げ、いずれも最終話で最高視聴率をたたき出しています。30代前後の女性をターゲットにしていて、定番の医療モノ、刑事モノとは違う目新しいドラマが多い」

 そして今期の「定時で」と、3期連続上昇ともなれば、たまたまではないだろう。

「テーマ選びもうまいですね。『定時で』で吉高が演じる主人公は、効率よくクオリティーの高い仕事をして、定時にきっぱり退社。“残業ゼロ生活”を貫いています。働き方改革とか言われながら、現実には〈定時に帰りづらい〉と感じている働く女性に訴えるものがある。いかにも女子会などで話題になりそうな内容です。口コミ人気が広がりやすい」(テレビ誌ライター)

 実際、ネットには、〈自分自身の働き方や育休や会社のこといろいろ考えられる〉〈職場内の皆に是非見てほしいとさえ思います〉といった“共感コメント”が相次いでいる。

 そうした女性ファンを呼び込む“仕掛け”もある。「3つあります」とコラムニストの桧山珠美氏がこう言う。

「1つ目はブレークした俳優の存在です。『中学聖日記』では岡田健史、『はじこい』では横浜流星が注目されました。『定時で』では、まだ知名度が低い泉澤祐希ではないでしょうか。子役から活躍していますが、伸びシロは十分あり、母性本能をくすぐるようなカワイイ顔は人気が出ると思います。2つ目は同じ時間帯で唯一のドラマということです。ドラマ好きの女性視聴者が分散されないことは大きい」

 最後は、マツコ効果だという。

「『定時で』の前の番組が『マツコの知らない世界』というのも、大きく関係していると思います。マツコデラックスといえば“視聴率の女王”と言われて久しく、2ケタ超えも珍しくない。マツコは女性ファンも多く、『知らない世界』も人気番組です。しかも、CMなどを一切挟まずにいい流れで『定時で』に移行するので、チャンネルを変える暇がありません。ドラマの内容次第で、そのまま見る視聴者が多いのだと思います」(桧山珠美氏)

 上がるべくして視聴率は上がったようだが、最終話までにどこまで数字を伸ばすか、楽しみだ。

(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

最終更新:4/26(金) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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