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ANA、787-10就航 超長胴型787、成田-シンガポール線に

4/26(金) 23:08配信

Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)は4月26日夜、ボーイング787-10型機を就航させた。最初の路線は成田-シンガポール線で、初便のNH801便(登録記号JA900A)は成田を午後7時7分に離陸し、シンガポールへ向かった。

【成田を離陸するANAの787-10】

 787-10は、787ファミリーでは胴体が最長となる超長胴型の機体で、標準型の787-8より11.6メートル長く、日本の航空会社では初導入となった。

 座席数は3クラス294席で、ビジネス38席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー235席となる。全クラスに電源コンセントと充電用USB端子を設けた。エンジンはロールス・ロイス製トレント1000を搭載する。

 ビジネスクラスは、エアバスA380型機に採用した新シートと同じものを、全席が通路にアクセスできる1-2-1席のスタッガード配列で導入。A380で導入する隣り合わせの中央席「ペアシート」の設定はない。プレミアムエコノミーは2-3-2席配列、エコノミーは3-3-3席配列となる。

 ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、2015年3月に3機の787-10を確定発注。当初は国内線に投入予定だったが、これまで保有していなかった300席クラスの国際線機材として、訪日需要が旺盛な東南アジア路線の増強用に変更した。

 初号機は2月8日製造で、3月29日に引き渡された。2号機(JA901A)は5月、3号機(JA902A)は2020年に納入される見通し。7月1日からは、成田-バンコク線にも投入する。

 1日2往復(週14往復)運航する成田-シンガポール線では、成田を午後6時5分に出発するNH801便と、シンガポール午前6時10分発のNH802便を787-10に切り替えた。787-9の3クラス215席仕様機(ビジネス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー146席)と比べて座席数が79席(36.7%)増加した。

 787は標準型の787-8、長胴型の787-9、超長胴型の787-10の3機種で構成され、787-10は胴体がもっとも長い。全長は68.3メートルで、787-8(56.7メートル)と比べて11.6メートル、787-9(62.8メートル)より5.5メートル長く、大型機の777-200と比べると4.3メートル長い。設計と部品は787-9と95%共通しており、最終組立はすべて米サウスカロライナ州のチャールストン工場となっている。

 26日の初便は、乗客297人(幼児5人含む)と乗員13人(パイロット2人、客室乗務員11人)を乗せ、成田の52番スポットを午後6時34分に出発。管制混雑により、29分遅れとなった。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:4/26(金) 23:08
Aviation Wire

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