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燕3連続被弾でKO…巨人菅野“一発病”リーグワーストのなぜ

4/26(金) 12:01配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 信じられない光景が広がった。

 巨人の菅野智之(29)が25日のヤクルト戦に今季初の中5日で先発、大炎上した。

 魔のイニングとなったのは三回だ。先頭の川端に左前打を許すと、青木に右翼スタンドへ2ランを浴びた。続く山田哲、さらにバレンティンにもソロを打たれ、何と3者連続で被弾。菅野はこの回一挙5失点となった。

 四回にもマウンドに上がったものの、再び青木、山田、バレンティンに3連打を浴びて追加点を許した。結局3回3分の1、82球を投げて12安打7失点でKO。1試合に3本塁打されたのは、7年目で初めての屈辱である。

 試合前の時点で被本塁打数はリーグワースト2位の5本。今季の7失点が全て本塁打によるもので、宮本投手総合コーチは「ホームランは流れが変わる。でも本人も分かっていると思う。菅野ですから。エースですから。何も言うことはありません」と一笑に付していた。しかし、これで8本となり、リーグワーストに浮上。笑っている場合ではなくなってきた。2年連続沢村賞投手に何が起きているのか。

 セ・リーグのあるスコアラーがこう言う。

「その前に菅野はなぜ打たれないのか。直球のスピン量が多く、キレがいいからなんです」

 確かに2017年のWBCで登板した際、MLB公式サイトが「メジャーのトップ選手とほぼ同数のスピン量の投手だ」と絶賛したほど。菅野もオフに指先を鍛えるなど「スピン量」にはこだわっている。巨人のデータ分析室によると、導入しているトラックマンで数値化されるため、「菅野は回転数などを日々チェックして投球に役立てています」と言う。

 前出のスコアラーが続ける。

「スピン量が多い球は反発力が大きいため、バットに当たるとよく飛ぶんです。厳密に言うと、もともと回転数が多い好投手が、疲労などで一時的に回転数が落ちた時に痛打されやすい。それでも並の投手よりは回転数が多く、飛びやすい傾向がある。この日は中5日で珍しくコントロールも甘かった。昨年は最多勝を獲得した大瀬良が被本塁打王だった。好投手が陥りやすいんです」

 今季の14失点中、一発で12失点というのは異常。「キレのいい球」がもろ刃の剣なのか。今季初の中5日での登板が関係したのか――。まさか絶対エースが頭痛の種になろうとは、原監督にとっては想定外だろう。

最終更新:4/26(金) 12:01
日刊ゲンダイDIGITAL

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