ここから本文です

広島・大瀬良が5年ぶり2度目の完封 支えたのはマエケンからのメール

4/26(金) 16:31配信

東スポWeb

 V本命の鯉が水面手前まで浮上してきた。広島は25日の中日戦(マツダスタジアム)を2―0で制し、2戦連続零封勝ち。怒とうの7連勝で最大8あった借金を1まで減らした。ヒーローはプロ1年目の2014年9月以来、5年ぶり2度目の完封勝利を挙げた大瀬良大地(27)。巨人との開幕戦を白星で飾りながら3戦連続で勝利に見放されたエースは“元エース”からのエールを支えに平成最後の本拠地試合を最高の形で締めくくった。

 9回に巻き起こったスタンドからの「大瀬良コール」を背に123球目の真っすぐで27個目のアウトをつかむと、珍しく拳を握った。5回まで毎回走者を背負いながら、3併殺でピンチの芽を摘み、5年ぶり2度目の完封勝利。8回に決勝の2点二塁打を放った女房役の会沢とお立ち台に上がったエースは「うれしいです」と満面の笑みを浮かべた。

 楽には勝たせてくれなかった。相手先発ロメロも7回無失点と好投。我慢比べとなったが「野手の方々も苦労されていたし、何とかゼロでいこうと思った」。8回二死二塁から平田に左前打を許したが、西川の好返球で走者を刺して本塁を踏ませなかった。

 大瀬良には海の向こうから支えてくれる人もいた。元チームメートで、16日(日本時間17日)にメジャー通算40勝目を挙げたドジャースの前田健太(31)だ。かねてメールのやりとりはしていたが、プロ初の開幕投手を務めた3月29日の巨人戦を白星で飾った際にもらったメッセージが印象に残っているという。

 大瀬良が広島時代に5度大役を務めている先輩に「マエケンさんはそういうところで勝負してきていて、本当にすごいなと思いました」と素直な思いを送信すると、前田からの返信は「これから大地がそういうところで勝負していくんだよ」。自然と気持ちは引き締まり「マエケンさんに負けないように、自分も頑張らないといけない」との思いを強く持った。

 前田からの気遣いはその後も続き、7回1失点ながら勝ち負けがつかなかった(チームは延長10回にサヨナラ勝ち)19日のDeNA戦後には「ナイスピッチング」とメールがあった。試合の詳細もチェックしていたようで、自らの暴投で二塁走者が一気に本塁へ生還しようとした場面での臨機応変なプレーに触れ「ナイスカバー」の言葉も添えられていた。大瀬良が「すごくよく(試合を)見られているなと思いました」と驚いたのは言うまでもない。

 チームは開幕ダッシュに失敗して最大8つの借金を背負ったが、7連勝で完済も見えてきた。尊敬する先輩の期待に応えるためにも、大瀬良はさらなる高みを目指す。

最終更新:4/26(金) 16:31
東スポWeb

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事