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平成の思い出に「昭和駅」から「平成駅」まで鈍行で行ってみた 

4/26(金) 16:02配信

スポーツ報知

 間もなく終わろうとしている平成の時代。「その前に、何か『思い出』を作っておこう」と考えた訳ではないが、先日、旅に行って来た。紙面の「平成振り返り」で一度、企画として上がったものの、結局はボツになった「昭和駅(神奈川県・鶴見線)~平成駅(熊本県・豊肥線)へ」の旅だ。

【写真】紺野ぶるま「平成滑り込み婚」

 新幹線を利用すれば日帰りが可能で、実際に雑誌などでも同様の旅をした人たちが紹介されている。ただ、「社内一の乗り鉄」を自認する私としては、同じことをしても仕方ないということで、「どうせなら鈍行(各駅停車)で行ってみようか」と考え、時刻表をめくって立案。途中、大阪府にある「大正駅」に寄るというオマケも付けてみた。

 初日は、ほぼ始発で自宅の最寄り駅を出発し、まずは鶴見線の「昭和駅」へ。こちらは、昭和肥料(現在の昭和電工)の工場があったことから付けられた駅名。早朝にもかかわらず…“仲間”が一人。私と同様、駅のプレートを一心不乱に撮影している。聞けば品川まで戻った後、新幹線で熊本まで向かうらしい。私が鈍行で行くことを話すと、苦笑いされてしまった。

 午前6時21分に同駅を出発。その後、東海道線から大阪環状線などを使って「大正駅」を経由し、初日は岡山で宿泊。2日目も午前6時57分に岡山を出た後は山陽線、鹿児島線と乗り継いで、「平成駅」にたどり着いたのは午後7時前。列車を乗り換えること19回、待ち時間を含めれば25時間超の旅だった。

 ゴールの「平成駅」は1992(平成4)年に開業した駅。90(平成2)年に土地造成が行われた際に、地名が「平成」と名付けられたことから命名された駅だ。最近、インターネット上では駅名表示と並んで「昭和タクシー」の看板が取り付けられており、さらに、近くの自動販売機には「大正」製薬の商品が入っているということで、話題になっている。

 下車時、駅員に「きっぷが欲しいので、無効印を押してください」と頼むと、私の切符を見てニヤリ。「同好の士がよく来ているのでしょうか?」と尋ねると「休みの日は、時々ね」と話していた。

 ちなみに、同じ旅をしてみよう! という酔狂な人がいたら、一つ忠告を。みどりの窓口等で「昭和から平成へ」と伝えてきっぷを購入しようとしても、券面には「昭和―平成」とは表示されません。これは、システム上、経路は最短距離を選択するからで、昭和駅は横浜市内(鶴見区)にあることから特定市区内となり、「横浜市内―平成」と印字されてしまうのです。

 これを“回避”するためには、いったん横浜市内から出るルートを指定することが必要。具体的には、南武線で武蔵小杉(川崎市)を経由すれば問題はクリアでき、運賃も変わりません。ゴールデンウィークに予定が無く、今さら混んでいる場所にも出掛けたくないという方は、挑戦してみては!?(記者コラム・高柳 哲人)

最終更新:4/26(金) 16:57
スポーツ報知

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