ここから本文です

【1/700 スケールモデル】プラモに見えない?戦艦「伊勢」&空母「赤城」を完全再現する模型職人の“妄想力”

4/26(金) 7:00配信

オリコン

 1958年12月に産声をあげた国産プラモデルの歴史は今年で60周年を迎えた。その長い歴史を紐解いた時、多くの模型ファンの心を掴み続けているのが、軍艦・航空機・戦車などの『スケールモデル』(※縮尺に基づいて忠実に再現した模型)だ。今回、旧日本海軍の艦艇を超絶技巧で再現するトップモデラー・R工廠氏にインタビューを実施。わずかな情報を元に艦艇を再現した際のカタルシスや、航空母艦「赤城」への熱い想いを聞いた。

【神業ジオラマ】これがプラモだと?空母「赤城」、戦艦「扶桑」らを超絶技巧で再現!セイラの“美尻”ガンプラも必見

■現存しない艦をわずかな「資料」と「創造力」で再現した際のカタルシス

 スケールモデルに目覚めたきっかけについてR工廠氏は、「小学生のころから祖父の影響で日本海軍に興味を持ち、プラモデルでニチモ30センチシリーズの戦艦『大和』を作ってお風呂で遊んでいたのがきっかけです」と振り返る。

 では、大人になってもスケールモデルに挑む、その“浪漫”とは一体なんなのだろうか?

 「基本、私は日本海軍の艦艇しか制作しません。どこが魅力かといえば、資料が少ない中、限られた情報と創造力のみで艦艇を再現させる部分に浪漫を感じています。これまで、そうやっていろいろな艦艇を“一艦入魂”で制作してきました。その中で強いてお気に入りをあげるなら、最近『月刊モデルグラフィックス』(大日本絵画/2019年4月号)に掲載された日本海軍の重巡洋艦『青葉』でしょうか」。この作品は映画『この世界の片隅に』の片渕監督監修で、劇中に登場する青葉の大破着底直前を再現したもの。難しい技を考案・駆使して再現したのだと説明してくれた。

 これほどの技巧、一体どうやって腕を磨いてきたのかと聞くと、「コツコツ、ダラダラと細かい作業を積み上げていく地道な工程が苦にならない性格が幸いしているのかも(笑)」と笑顔を見せた。また、良い作品を作ろうと思ったときは、「なるべく苦労する方を選ぶようにしている」のだという。

 「良い作品というものは簡単には造れないと思っているので、制作時に簡単に済ますか、それともより手を入れるか? この分岐点に差し掛かった時はなるべく苦労する方を選ぶようにしています」と、スケールモデルへの情熱の一端を語ってくれた。

1/2ページ

最終更新:4/28(日) 23:25
オリコン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事