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任天堂、「新型Switchは6月のE3で発表」報道を否定。中国ビジネスの展望も語る(Bloomberg報道)

4/26(金) 12:30配信

Engadget 日本版

任天堂のゲーム専用機Nintendo Switchの廉価バージョンが6月中に発売されるとの噂が報じられたばかりですが、同社の古川俊太郎社長が「今年6月開催のゲーム見本市E3にて発表予定はない」と述べたと報じられています。
この発言は、任天堂が25日に2020年3月期の連結決算を発表した件に関連したもの。売上高は1兆2500億円(前期比4.1%増)、営業利益2600億円(同4.1%増)ながら純利益は前期比7.2%減の1800億円とされています。

そしてスイッチの販売目標は1800万台、ソフトは1億2500万本とのこと。いずれも前期を上回る数字ですが、米Bloombergがまとめた10人のアナリスト予測平均の1850万台を下回っています。

古川社長は報道陣に対して「原則として我々は常に新しいハードウェアに取り組んでおり、販売できるようになったら発表する予定です」と述べ、何らかの新ハードを開発中であることを示唆。そのうえで「今年6月のE3でそれを発表する予定はありません」としています。

本発言を厳密に捉えるなら、あくまで否定されたのは「E3で発表する方針」だけ。つまりE3はスルーして別の場を設けて発表することも、論理的にはあり得るわけです。とはいえ、実際に発売を準備しながら、全世界のマスメディアが集まり最大の宣伝効果が期待できるE3でお披露目しない判断は、かなり考えにくいでしょう。

さらに任天堂は、テンセント・ホールディングスを通じてスイッチの中国販売に向けて取り組んでいることを改めて発表。ただし古川社長は「現時点での申請はハードウェアのみで、ソフトウェアの申請は別途必要です」とし、発売時期は未定だとも発言しています。

なお、発売から8年が経過した同社の携帯ゲーム機ニンテンドー3DSは、ハードの販売台数が255万台(前期比60.2%減)、ソフトは1332万本(前期比62.9%減)という衰退ぶり。

任天堂公式にも「(3DSの)ハードウェアの普及基盤を活かした定番タイトルの販売に努めてまいります」つまり新作ソフトを出すつもりがないと示唆されており(来年度は任天堂による新作タイトルなし)いよいよ携帯ゲーム機市場が終焉を迎えているいま、この穴を埋めるべく廉価で小型のスイッチを投入する計画が現実味を帯びているのかもしれません。

Kiyoshi Tane

最終更新:4/26(金) 12:30
Engadget 日本版

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