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携帯の「光るアンテナ」もう一度光らせたい スマホで実験、結果は……興奮の「電波暗室」で見た光景

4/26(金) 7:02配信

withnews

「光るアンテナ」のひみつ

 携帯電話が通話する仕組みがわかったところで、では、「光るアンテナ」はどうやって光っているのでしょうか?

 通常、光るアンテナは電池を使って光っている訳ではありません。通話している携帯から発される電波を、アンテナ内のコイルが拾い、電力に変えてLEDを発光させています。

山下さん「でも携帯の電波って、そんなにエネルギーがあるものなんですか?」

白井先生「では、簡単な実験をしてみましょう」

 そう言って白井先生が取り出したのは、電流計とハンディタイプのアマチュア無線機です。

 アマチュア無線機を携帯電話に見立てて、電流計には、電波を受けるためにアンテナとダイオード、コンデンサをつけています。無線機から出た電波を電流に変え、その強さによって電池がなくても電流計の針がふれる仕組みだそうです。

白井先生「早速やってみましょう」

 白井先生が無線機の電源を入れると……。

山下さん「おおお!」

 電流計の針が大きくふれました。無線機を遠ざけると、その針が示す電流の大きさも小さくなります。このように電波を電気に変える仕組みを使って、アンテナを光らせることができたといいます。

白井先生「でも実を言うと、光るアンテナは携帯から出る電波のエネルギーを横取りして光っているんです」

山下さん「えっ、電波を犠牲にして光ってるってことですか?」

白井先生「そうなんです。あんまり光らせると、携帯電話の電池の消耗につながりますし、通話の電波も弱くしてしまうので、本来こういうアンテナって望ましくないんですよね」

山下さん「だから、正規の携帯会社は光るアンテナをつくってなかったんですね……」

 衝撃の事実です。おしゃれで使っていた「光るアンテナ」は、通話する携帯の足を引っ張っていたのです。

 「おしゃれは我慢」という言葉がありますが、冬場にミニスカートを着たり、足が痛くなってもハイヒールを履いたりとかじゃなく、まさか知らず知らずのうちに電力まですり減らしていたとは……「おしゃれ」のトレードオフ、おそるべし……。

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最終更新:4/26(金) 10:22
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