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宇部井筒屋跡取得を、地元の企業などが寄付申し出

4/26(金) 14:35配信

宇部日報

熱意示す1億3620万円、市街地再生へ再起動

 宇部商工会議所前会頭の千葉泰久さんと元会頭の光井一彦さんが26日、市役所を訪れ、宇部井筒屋の土地建物の取得を条件に、市に対し1億3620万円の寄付を申し出た。二人が発起人となり、商議所の会員に呼び掛け、賛同した38法人と6個人から集めたもの。地元主導のまちづくりを願う有志によって、一度は白紙となった井筒屋取得と中心市街地再生計画が再び動き始めた。
 
 市役所を訪れたのは、千葉さん、光井さんのほか、賛同者代表の酒田三男さん(ウベモク会長)、矢原健吾さん(ノア社長)、商議所の渡邊祐二専務理事。
 
 5人を代表し、千葉さんが久保田后子市長に目録を手渡し、「2週間という短期間で集まった浄財は、市民のいい町をつくろうという思いが吹き出た結果。熱い議論を交わし、先を見据えた計画をつくってほしい」と要望。それぞれの出席者も「井筒屋は宇部の一丁目一番地であり、まちの顔。地元資本で確保したかった」「井筒屋跡地が休眠状態ではまちが死んでしまう」などと、各自の思いを久保田市長に伝え、有効活用を訴えた。
 
 久保田市長は「皆さんの熱い思いに心をうたれた。平成が終わり次の時代が来るこの時に、共存同栄という宇部のまちの歩みを私たちに思い起こさせていただいた。思いを真摯(しんし)に受け止め、期待に応えられるよう進めたい」と答えた。
 
 井筒屋本社は4月10日、建物を解体しさら地にして新たな売却先を探す方針を発表しており、市は、今後速やかに同社を訪問して物件取得に向けた協議を申し入れることにしている。
 
 旧宇部井筒屋の取得については、昨年10月に商議所が単独での取得を表明。今年2月に所有者の井筒屋が取締役会で商議所への売却を決議していたが、3月26日に行われた商議所の臨時議員総会で、取得にかかる特別会計の議案が否決されたことを受け、事実上計画は白紙となっていた。

最終更新:4/26(金) 14:35
宇部日報

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