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書いたのは機械。テキストの自動生成による初の学術文献がめちゃまとまってる

4/26(金) 12:42配信

ギズモード・ジャパン

さすがスプリンガー。

目のつけどころが違う。論文を書いたことがある人なら、わかるはず。論文を探すのは大変。引用するのも大変です。昭和の人たちは図書館に行きましたよね。平成ではインターネットが大活躍しましたが、令和から先はAIが研究者の強い味方になってくれるかもしれません。機械が生成するテキストを単に使うだけでなく、AIを効果的に使ったすぐれた例ではないでしょうか。もっとたくさんの分野でこのような出版物が増えるとうれしいですね。

【画像】書いたのは機械。テキストの自動生成による初の学術文献がめちゃまとまってる

機械学習でテキストを編纂

実はAmazonには、すでに機械によりテキストが自動生成された電子書籍がうようよしているって知ってました?

おこづかい稼ぎにちょっと電子出版でもしてみるか、ってな輩がそんな自動生成テキストの本をばんばん出しており、そのほとんどは読むに耐えないものであります。しかし、機械生成本も、どうやらそんなたちの悪い本ばかりでもないようです。

世界に名だたる学術文献の出版大手Springer Nature(シュプリンガー・ネイチャー)が、機械学習のアルゴリズムに基づいてテキストを編纂した初の書籍を出版しました。といっても一晩でがんがん読み進めちゃうようなスリルにあふれた読み物ではありませんが。

これは、ドイツ、フランクフルトにあるヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学の応用計算言語学ラボ、通称ACoLiのAI研究者たちが開発したアルゴリズムです。 『ハリポタ』や ベストセラー小説には遠くおよびませんし、ベストセラーを狙った読み物でもありません。その題名もズバリ『Lithium-Ion Batteries: A Machine-Generated Summary of Current Research (リチウムイオンバッテリー:最新研究の機械生成テキスト)』(ここからダウンロードできます)。突飛なキャラクターたちが大活躍することもありませんし、SNSに載せたくなるような粋なセリフや心に残る言葉も一切ありません。ましてや壮大な物語なんて期待しないでくださいね。映画化なんてもってのほか。この本は、リチウムイオン電池について行われた過去の研究論文を「蒸留」したようなものなんです。

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最終更新:4/26(金) 12:42
ギズモード・ジャパン

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