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[ニュース分析]プーチン大統領「非核化に関する朝ロの立場が類似」…米国に「建設的対話」を促す

4/26(金) 7:35配信

ハンギョレ新聞

非核化関連協議 プーチン大統領「北朝鮮も非核化を望んでいる」と確認 会談結果を米中と協議…積極的な役割果たす意向示す 金委員長「ロシアと朝鮮半島問題を調整」  経済協力関連議題  朝鮮半島縦断・シベリア横断鉄道 南北ロの天然ガスパイプラインの連結を協議 プーチン大統領「韓国の国益にも合致する事業」

 25日に開かれた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とロシアのプーチン大統領間の初の首脳会談の核心議題は、小康状態に陥った朝米の非核化交渉と対北朝鮮制裁などを包括する「朝鮮半島の非核化」問題だったものとみられる。8年ぶりに開かれた両国首脳間の会談であるだけに、経済協力についても広範囲な協議が行われたという。

 プーチン大統領は同日、会談後の単独記者会見で、「(北朝鮮とロシアの)両国関係をはじめ、制裁問題や国連、朝米関係はもちろん、最優先議題の朝鮮半島の非核化について、金委員長と話し合った」と述べた。彼は非核化と関連し、朝ロの「立場が類似している」とし、「北朝鮮も非核化を望んでいる」と改めて確認した。

 プーチン大統領は、金委員長と協議した非核化の方法論については、具体的に言及しなかった。しかし「信頼構築」の重要性を強調し、米国に「建設的対話への意志」を遠回しに促したプーチン大統領の発言は、ハノイ合意が見送られた後、金委員長が行った施政方針演説と同じ脈絡だ。

 同日の拡大首脳会談には、北朝鮮側からリ・ヨンホ外相とのチェ・ソンヒ外務省第1次官が同席し、双方がこの問題について議論を深めたものと見られる。これに先立ち、金委員長は「今後(ロシアと朝鮮半島問題を)共同で操縦(調整)・研究する」という意思を明らかにした。統一研究院のホン・ミン北朝鮮研究室長は「リ・ヨンホとチェ・ソンヒだけを陪席させたのは、非核化議題に集中したことを示すものと見られる」とし、「(経済・軍事関連の随行員が陪席しなかったことが) 金正恩委員長が(対外的に)示したい意図かもしれない」と分析した。

 プーチン大統領はまた、同日の会談結果を米中と協議するとし、「北朝鮮もこれを望んだ」と述べた。今後の北朝鮮核問題に対するロシアの積極的な役割に関し、両国が一定の共感を示したものと見られる。

 北朝鮮の関心事だったと推定される制裁の緩和についても、どのような協議が行われたかは明らかでない。プーチン大統領は、国連安全保障理事会の決議によって、今年末で滞在が制限された北朝鮮労働者問題に関する協議があったと述べた。また「人道主義問題と彼らの権利実現にも関連した問題」だとし、「沈静かつ対決的でない解決があると思う」と述べた。朝ロが北朝鮮労働者問題の解決策を模索した可能性もあると見られる。

 プーチン大統領は会談で、朝鮮半島縦断鉄道(TKR)とシベリア横断鉄道(TSR)の連結事業▽南北ロ天然ガスパイプ連結事業▽電力網連結事業などが協議されたと述べた。注目すべきなのは、プーチン大統領がこれらの事業が「韓国の国益にも合致する事業」だとし、韓国の合流を促したことだ。また、プーチン大統領は、韓国が米国の同盟国としてこれらの事業の推進に積極的に乗り出せないようだと述べ、北朝鮮制裁下の限界を遠回しに認めた。同日の拡大会談にロシアのトルトネフ極東連邦管区大統領全権代表(副首相)とラブロフ外相のほかにも、交通長官や鉄道公社社長、極東開発省長官、エネルギー省次官などが陪席し、極東開発と関連した南北ロの協力などを重視しているロシアの立場をうかがわせた。チェ・ソンフン韓国外国語大学教授は「ロシアは、北朝鮮が非核化すれば、商業的利益を大幅に拡大できる国」だとし、「そのような意味で、中長期的に3者協力などに対する包括的原則を再確認したものとみられる」と話した。

キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:4/26(金) 7:35
ハンギョレ新聞

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