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ウォール街は中国共産党のために働いている-バノン氏らが批判

4/26(金) 12:15配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): トランプ米大統領は中国からより良い条件を引き出すため通商協議をいったんやめるべきだ-。対中悲観論者で知られるファンドマネジャーのカイル・バス氏と、大統領の元側近スティーブン・バノン氏がこのように主張した。ウォール街と米実業界は中国共産党のために働いているという批判も展開した。

トランプ政権で首席戦略官を務めたバノン氏はニューヨークのマンハッタンにある「セントレジスホテル」で25日開かれた会議で、「米国の実業界は中国共産党のロビー機関であり、ウォール街は投資家向け広報部門だ」と述べ、通商交渉から「今すぐ席を立ち、強硬姿勢と厳しい言葉による対応を始めるべきだ」と論じた。

ヘイマン・キャピタル・マネジメントの創業者で最高投資責任者(CIO)のバス氏は、中国の国内総生産(GDP)など基礎的経済統計は信頼できないと指摘。米内国歳入庁(IRS)に対中投資をやめさせる政策を立案させるよう提言し、「中国は今本当にまずい状況にあり、自国経済に流れ込むドルがなくなりつつある。史上最大のクレジット乱用の状態だ」と分析した。

バス氏は約10年前の金融危機の際に住宅証券が値下がりする方向に投資して利益を得た。ただ、その後の同氏の見通しが全て正しいというわけではなく、2010年から日本国債相場の急落を公に予測しているが、実際には利回りがマイナスになるまで買い進まれている。バス氏によれば、中国は10年間にわたり急速に与信を拡大した後、痛みを伴うレバレッジ解消に向かっている。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、バス氏は3年ぶりとなる投資家に宛てた今週の書簡で、米中の地政学的緊張によって香港ドルの米ドルとのペッグ(連動)制が破綻リスクにさらされていると警告した。

原題:Kyle Bass, Bannon Urge Trump to ‘Play Hardball’ in China Talks、Kyle Bass Says Hong Kong’s Currency Peg Is Under Threat: WSJ (1) (抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

David Wainer

最終更新:4/26(金) 12:15
Bloomberg

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