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ボラティリティーをショートせよ、株を買うより有望

4/26(金) 13:17配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米国株の上昇を追い続けているトレーダーらは今、株を買うよりボラティリティーをショートした方がよいかもしれない。ボラティリティーの低下に賭ける取引は2017年の「黄金時代」を彷彿(ほうふつ)とさせる強気シグナルを発しているからだ。

マクロ・リスク・アドバイザーズ(MRA)は、S&P500種株価指数のボラティリティーの指標を空売りする方が、指数そのものを買い持ちにするよりもリスク調整後のリターンが大きいと考える。これは今年これまでのトレンドの反転になる。

ボラティリティー低下を見込む取引は過去18カ月に損失が膨らんできた。しかし、デリバティブ(金融派生商品)市場のテクニカルな要素が、この取引の妙味を一段と高めている。

第一に、シカゴ・オプション取引所のボラティリティー指数(VIX)の先物カーブは今月、ボラティリティー低下に賭ける投資家にとって有利な形になった。第二に、予想変動率が現実よりも高いという状態が続いている。

ウォール街のストラテジストらは流動性の低さやサイクル後期のリスクを指摘して警戒を呼び掛けるが、この2つの要素はボラティリティー低下への賭けを促すのに十分だ 。

MRAのストラテジスト、ビネイ・ビシュワナサン氏はリポートで、2016年や17年と比べ「今日の市場と経済は異なって見える」とした上で、「しかし指標は、VIX空売りの『黄金時代』に似てきつつある」と記述した。

ハト派的な米金融当局、好ましいバリュエーション、貿易摩擦の緩和という要素の組み合わせが、S&P500種が過去最高付近にある市場で変動を小さくした。これはボラティリティーをショートするのにちょうどよい環境だ。

原題:A ‘Golden Age’ for Short-Volatility Trades to Beat S&P 500 (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Yakob Peterseil

最終更新:4/26(金) 13:17
Bloomberg

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