ここから本文です

「食べられる給水ボトル」ロンドンマラソンに登場 プラごみ削減への取り組み

4/27(土) 11:05配信

The Telegraph

【記者:Jack Hardy and Clea Skopeliti】
 28日に開催予定の今年のロンドン・マラソンでは、コース上での給水所で「食べられるボトル」が参加者らに手渡される。大会主催者はこの新たな方策を通じて、プラスチックごみの削減を目指している。

 大会のために準備されているのは、原料に海藻を使用した液体カプセル約3万個。42.195キロの過酷なコースでランナーの補水用として提供される。この種の試みとしてはこれまでで最大規模となるという。

 この液体カプセル「Ooho!」は、30ミリリットルの小袋になっており、かむと中の液体(スポーツ飲料か水)が出てくる。容器そのものも摂取可能で、ゴミとして捨てられるリスクを最低限に抑えることができる。

 Ooho!を開発した英スタートアップ「スキッピング・ロックス・ラボ」によると、カプセルは路上に捨てられても簡単に掃いて集めることができ、また生分解性容器でもあると説明している。

 多くの人々が参加するこうした大会では、そのコースに大量のごみが捨てられる問題が付き物となっている。そのため英国では、環境への影響を懸念する向きが広まっていた。こうした現状を背景に、食べられるウォーターボトルの開発が進められたのだ。

 スキッピング・ロックスのリサ・ホンシンガー最高財務責任者(CFO)はテレグラフに次のように語る。「素晴らしい反応が届いている。慣れが必要ではあるが、一度慣れてしまえば、コップよりも使いやすいと感じるようだ。1年後にはウォーターボトルがもはや使われない世界になっていてほしい」

 なお、配布される飲料をめぐっては、トレーニングで利用したのと同じものを受け取るべきとの意見が専門家からは寄せられている。トレーニングでスポーツドリンクを利用していない場合は、レース中もこれを避けることで、おなかの不調に悩まされるリスクを低減できるからだ。

 スポーツ栄養士のアニタ・ビーン氏は、カプセルの使用については繰り返し試験が行われているため、これによって腹痛が起きることはないだろうと話し、また普段のトレーニングでスポーツドリンクを利用しているのであれば、それによる問題もないはずと説明している。

1/2ページ

最終更新:4/29(月) 8:15
The Telegraph

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事