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大型連休に注意したい自動車トラブル 「あおり」「酒気帯び」「酒酔い」 危険運転に弁護士が警鐘

4/27(土) 7:10配信

Hint-Pot

 今年のゴールデンウイークは、10連休ということもあり、長期間にわたって行楽地に出かけるケースも想定されます。自動車で移動の際には渋滞も予想されます。高齢者の運転事故もクローズアップされていますが、日頃ハンドルを握らないペーパードライバーが運転するケースもあり、不慣れなための事故もあるかもしれません。楽しい連休から一転、トラブルに巻き込まれる事態は避けたいところ。危険運転といえば、あおり運転や飲酒運転などが考えられます。そこで、大型連休に気をつけたい自動車運転のトラブルについて、弁護士の西尾公伸氏に聞きました。

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 ◇ ◇ ◇

渋滞でイライラ? 自動車運転のトラブル「あおり運転」とは

――「あおり運転」とは、具体的にどういったものでしょうか?
「あおり運転とは、極端に車間距離を詰める、幅寄せ、蛇行運転、ハイビームやクラクションなどで威嚇するなどにより交通の危険を発生させる、自動車等の運転行為です。あおり運転は『車間距離保持義務違反』として扱われることが多いですが、事故や死傷者が生じた場合は『過失運転致死傷罪』や『危険運転致死傷罪』とされる可能性もあります」

――どう対処すれば良いでしょうか?
「まずは相手にしないことです。あおり運転をされた時は、車の窓を閉め、施錠をしたうえで、安全な場所に停止して避難しましょう。万が一、車を停止した時にあおり運転をしてきた相手が車から降りてきた場合には、絶対にドアや窓などを開けて話をしようとはせず、すぐ警察へ通報してください」

――録画などは有効ですか?
「ドライブレコーターなどの録画であおり運転をされたことを証明できれば、警察に通報し相手を罰してもらえる可能性がありますので、当事者だけで解決しようとはせず警察に通報し、弁護士に相談しましょう」

お酒を飲んでの運転は絶対ダメ! 飲酒運転「酒気帯び」と「酒酔い」の違いとは

――危険運転というと飲酒運転もありますね。
「つい連休だからと気が緩んでお酒を飲むこともあるかもしれませんが、お酒を飲んだら絶対に運転してはいけません。飲酒運転には大きく 『酒気帯び運転』と『酒酔い運転』の2つがあります。酒気帯び運転は、明確な基準があり、血液1mlにつき0.3mgまたは呼気1リットルにつき0.15mg以上のアルコールを体に保有した状態で車両を運転することを言います。この基準を超えて酒気帯び運転と認められれば、それ以上のアルコール量の区別なく『3年以下の懲役、または50万円以下の罰金」が科せられます」

――酒酔い運転はどうなのでしょうか?
「酒酔い運転は、呼気アルコール濃度等の明確な基準はなく、『ろれつがまわらない、ちゃんと喋れない』『千鳥足で真っ直ぐ歩けない』などで判断されます。酒酔い運転と認められれば、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科せられます。簡単にいうと、『酒酔い運転』は、『酒気帯び運転』よりもアルコールの影響で正常に車両を運転できない恐れがある状態で運転すること。そして、罰則もより重くなります」

――飲酒後、何時間経ったら車を運転してよいのかという話になりますが。
「飲酒した人の体格や性別、飲酒の量、アルコールの種類、当日の体調などにもよります。アルコールが抜けるまでの時間は個人差もありますが、自分でアルコールが残っていると少しでも感じるのであれば、車の運転を控えましょう」

 新元号「令和」に切り替わる大型連休。被害者にも加害者にもならないために、自動車でお出かけの際は、特に気を付けましょう。

弁護士法人法律事務所オーセンス
弁護士 西尾公伸(第二東京弁護士所属)

Hint-Pot編集部

最終更新:4/27(土) 7:10
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