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“ゴルフ場さえ見てれば大丈夫” ピークは年間43試合出場!61年のゴルフ人生から世代につなぐ言葉とは 青木功×佐藤信人インタビュー<2>

4/29(月) 11:45配信

ゴルフネットワーク

 ツアー通算85勝で日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長に、JGTO理事でツアー9勝の佐藤信人プロがインタビュー。今回は、自身の海外ツアー経験や当時の驚愕の年間スケジュール、そして今季のツアーに期待することについてお話を伺いました。最後は、後輩プロゴルファーたちへのメッセージが込められています。

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海外参戦の落とし穴は「自分のスタイルを忘れてしまうこと」

佐藤 青木さんが1983年ハワイアン・オープンを勝ったのはだいぶ若い時だと思っていたんですが、自分が解説者にやるようになって調べたら青木さんが40歳の時なんですね。

青木 41になるときだね。

佐藤 今の日本ツアーでいうと、ヨーロピアンツアーに40歳になる谷原秀人くんや宮里優作くんとか、若い川村くんとかも行っていますし、PGAツアーでは小平くんもいますけど、みんな海外志向があるじゃないですか。そのあたりはどうですか。

青木 ひとつは、自分のゴルフがどれだけできるかですよ。日本で活躍して勝って、QTとか通って資格をとっていくわけだよね。その時に、ヨーロッパとアメリカとの違いを解ってないでいっちゃダメ。アメリカ人って、どっちかというとみんなボールをすくい上げるんですよ。日本人はどっちかというと(ダウンブローでボールを)潰していく。ヨーロッパの選手は転がしていくわけ。それを見てて、自分がそうなっちゃう可能性があるの。ひとりでいくから。それで日本に帰ってくると、「おまえそんなアッパーブローで打ってた?」っていわれて。治すのに2~3年かかったことがある。

佐藤 海外に行くと、自分のスタイルを見失って崩れていくと。

青木 「おかしいな、こうやって打てばよかったんだけどな」とか、低い球の打ち方を忘れちゃったりして。手元からあげちゃうんだよね。

佐藤 当時のアメリカツアーの選手はやっぱりみんな高いボール打ってたんですか?

青木 バラタボールとパーシモンでも結構高かったよ。でも、自分では(高いボールを)打ってるつもりは無いんだよ。普通に打ってるつもりが高くなって、全然飛ばないんだよ。それを治そうとしても出来ないんだよな。(アメリカで)みんな同じタイプの人を見ちゃってるから。で、日本に帰ってきて、例えば佐藤くんに「青木さん、昔こうでしたよね、なんでそうなっているんですか?」言われたとしても、「え、オレそんなことしているつもりないよ」っていう。

佐藤 青木さんでもそういう苦労があったわけですね。壁というわけじゃないですけど、試行錯誤みたいなものが。

青木 自分の打順まで、人のプレーを見てるじゃない。あれが一番悪い影響があるよね。自分のスタイル忘れちゃうもん。

佐藤 なるほど。見て勉強しろなんて言うけど、あまり見すぎるのも良くないと。僕もそう思います。見過ぎちゃうんですよね。

青木 小平にしても谷原にしても川村にしても、たぶん、自分が勝ったときのゴルフをやれてるかというと、やっているつもり、とは言うかもしれないけど、意外と変わってると思うんだよ。自分のクセがあるじゃない。それに対して応用していることのほうが多いわけだから、それを無くして別のものにしようとすると、(自分のスタイルになるまで)時間がかかるよね。基礎ってのは、あくまで自分が最初に覚えたもので、それに応用していったほうが早いと思うんだよね。

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最終更新:4/29(月) 11:45
ゴルフネットワーク

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