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町工場の真実...事業承継でジュニアたちが陥りがちなジレンマ

4/29(月) 17:03配信

テレ東プラス

世知辛い世の中...毎日通勤電車で揺られながら都心の大会社に勤めるよりも、その時間を自身のスキルや研究に充てるため、「中小企業に就職して夢に1歩でも近づきたい...」そう願う就活生もいるのでは?

4月からスタートした、ドラマBiz「スパイラル~町工場の奇跡~」(原作:真山仁『ハゲタカ4.5/スパイラル』 講談社文庫)で主演の玉木宏が演じるのは、小さな町工場「マジテック」の再生に挑む、熱きターンアラウンド・マネージャー(事業再生家)芝野。ドラマでは、下町の町工場を舞台に事業再生までの軌跡を熱く色濃く描いている。

今回「テレ東プラス」は、東京・墨田区で金型工場を経営し、同作の監修も手掛ける、有限会社「岩井金属金型製作所」代表取締役・岩井保王氏を取材。町工場は、近年日本のものづくりを支える現場として注目を集める一方、ドラマのように経営にあえぐ会社もあるという。映像の世界ではドラマティックに描かれることも多いが、果たしてその実情とはどんなものなのだろうか。岩井氏に聞いた。

多額の債務を抱え、一時は仕事がなくなったことも...

――「岩井金属金型製作所」は、岩井さんのご祖父の代に創業し、80年以上の歴史があると聞きました。子どもの頃から工場が身近な存在だったのですね?

「学校から帰ってくると、家から通路を挟んだ工場へ行って、いつも何かを作って遊んでいました。中学生の時、テーブルの上でやるミニゴルフが流行って、作ったパターを友達に1本300円で売って小遣い稼ぎをしたり...(笑)。この辺りは工場の町で、同級生の家の9割は自営業。なので、サザエさんのような“会社員一家の生活“というのがまるで想像つきませんでした。それでいて家業を継ぐとはまったく思ってなくて、高校を出た頃はバブル期だったので、アルバイトをして呑気に過ごしていましたね。その後、19歳で大きな病気をしたんですけど、親父に『うちで療養がてら働かないか』と言ってもらって、そこから工場の仕事を始めました。働きながらいろいろな講習会や展示会に行って勉強し、うちの会社にないものは何かを考えるようになりました」

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最終更新:4/29(月) 17:03
テレ東プラス

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