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ミネラルウォーター需要 相次ぐ災害や猛暑で拡大、6年連続で市場成長

4/29(月) 14:10配信

食品産業新聞社ニュースWEB

〈昨夏は記録的猛暑で各メーカーがフル稼働、供給が間に合わないケースも〉

ミネラルウォーター類の2018年販売実績は、数量・金額ともに伸長し、6年連続で成長した。相次ぐ災害により需要が高まったことと、夏場の記録的な猛暑により販売数量は前年比で2ケタ増の11.6%増となった(日本ミネラルウォーター協会調べ)。

昨夏は、各メーカーで工場をフル稼働させたものの、採水量の限界や物流網の混乱もあり、供給が間に合わないケースもあったという。今年は、夏場の急激な需要増加を想定し、例年より前倒しでストックを増やしている。社会貢献にもつながる「命の水」としての役割が注目されている。

ミネラルウォーター市場は、生活者の健康志向の高まりもあり、右肩上がりで成長している。ここ数年は大災害が何度もある中で、生活者が水の備蓄の大切さを認識したことも成長要因だ。各社は、被災地へミネラルウォーターなどの救援物資を迅速に届けており、社会インフラの役割も担う。

売り場では、2Lペットボトル商品を中心に、行き過ぎた価格競争を見直すケースが増えている。拡大する需要に対して、供給できる量が足りないためだ。健康志向や無糖商品のニーズが高まる傾向から、今後も水事業の需要は高まることが予想される。だが、大容量などは利益につながりにくい商材でもあるため、国産水を展開する各社は、さらなる設備投資をして供給力を拡大するかどうかが悩みどころとなっている。

その中で、サントリー食品インターナショナルは2020年に、長野県大町市へ新生産拠点を設けることを昨年発表した。他の大手飲料メーカーでも新拠点を設ける動きが出ており、今後も市場拡大が期待できそうだ。

〈輸入ミネラルウォーターは3年ぶりに販売数量が伸長〉

一方、パーソナルサイズを中心に展開する輸入ミネラルウォーターは昨年、3年ぶりに販売数量が伸長した。

トップシェアに立った「エビアン」(伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズ)は、750mlと330mlがけん引し、ディズニーキャラクターを採用したパッケージも好評で2ケタ増を達成。「ボルヴィック」(キリンビバレッジ)も前年をクリアし、「クリスタルガイザー」も700mlが支持された。昨年10月からは前年を上回って推移している。輸入水は、国産水とは異なる価値を伝達できるかがカギとなるため、コミュニケーション活動が重要になる。

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最終更新:4/29(月) 14:10
食品産業新聞社ニュースWEB

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