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日曜、ソウル駅前広場でスリランカ人2千人が反テロ集会

4/29(月) 11:56配信

ハンギョレ新聞

21日、復活祭の連続テロ被害者を哀悼…IS過激派を強く糾弾

 28日午後1時頃、旧ソウル駅前の広場。普段なら昼寝をするホームレスの人々が所々にいるくらいの広場が、この日は足の踏み場もないほどいっぱいになった。広場を埋めた約2千人は皆スリランカ人で、彼らが手にしたプラカードには「このような(テロを犯した)スリランカ人を許せない」、「確実な宗教ならば武器はいらない」、「スリランカのためにお祈りしてください」といった文句が書かれていた。

 最悪の連続テロが、異国の地に散らばっていた人々を一堂に集めた。21日、スリランカで教会と高級ホテルなど8カ所で連続して爆発物が爆発し、253人が死亡、500人余りが負傷した。キリスト教徒と外国人を狙ったテロだった。スリランカの人口2200万人のうち絶対多数である70%は仏教徒で、12.6%がヒンズー教徒、9.7%がムスリム、7.6%がキリスト教徒だ。スリランカ政府は今回のテロが国内のイスラム過激派組織「ナショナル・タウヒード・ジャマート」およびこれに関連した他の組織が一緒に犯行を行い、これらが「イスラム国(IS)」から影響を受けたものとみられると明らかにした。犯人のうちスリランカの大物の二人の息子と嫁が含まれていたことが確認され、衝撃も与えた。この日集まったスリランカ人たちが団体で合わせて着た白い半袖のTシャツの後ろに「イスラムテロリズムに反対する」(Against muslim terrorism)という文句が書かれていたのは、そのような背景からだ。彼らは白い菊を献花し、テロ被害者たちを哀悼した。

 同日の集会を主催した移住女性団体「トークトゥーミー」代表のイレーシャ・ペレラ氏(42)は「テロはどの国でも起こりうることであり、宗教を超えて全世界的な問題」だとし、「テロに反対し、再びこのようなことが起きてはならないという意味で行事を企画することになった」と説明した。結婚後、韓国国籍を得て韓国を「第2の故郷」だと思うというペレラ代表は「韓国人としてもこのようなテロに目をつぶることはできない」と強調した。

 同日の集会に参加したスリランカ人たちは、大半分が仏教徒だった。韓国で20年暮らしているというプレママル氏(49)もそうだ。彼は「キリスト教徒でもみな同じスリランカ国民」だと言い、「彼らのために祈るために出てきた」と話した。また「イスラム教を信じるスリランカ人を糾弾するのではなく、テロを犯す過激派組織を糾弾する」と言い、ともすれば起こり得るイスラム嫌悪とは一線を画した。

 今回のテロで知人が被害を受けたというスリランカ人も集会に参加した。仁川(インチョン)から来たラジワ氏(33)は「友人の妻が今回のテロでけがをした」と話した。彼は「私と私の友人は仏教徒だが、スリランカでは仏教徒とキリスト教徒の間でも結婚が可能なので、友人の妻はキリスト教徒だ」と付け加えた。ラジワ氏もやはり「キリスト教徒であれ仏教徒であれ、宗教と関係なくすべてスリランカ国民」だとし、スリランカの国旗と韓国の国旗を掲げ、韓国人に今回のテロに対する関心を呼びかけた。

 ネチズンの間では、同じ時期に起きたフランス・パリのノートルダム大聖堂の火災と比べると、スリランカの連続テロに対する韓国人の関心が相対的に少ないことを批判する声も出た。ペレラ代表は「実際、関心が低い」とし、「どこにいてもみな同じ人間なのだから、韓国の人たちがもっと関心を持ってくれればありがたい」と話した。

イ・ユジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:4/29(月) 11:56
ハンギョレ新聞

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