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【ABC特集】誰もがいつ発症するかわからない脳卒中 受けたいのに受けられない“リハビリ難民”が急増 悩む当事者たちは…

4/30(火) 7:00配信

ABCテレビ

3年前、突然トイレを出た瞬間…

「ゆーっくり、息吐きながらフーッ・・・そうそうそう・・・楽にして、もう一度いきます。ゆーっくり、フーッ・・・」

 大阪市内にあるリハビリ施設で、腕を動かす訓練を続ける男性。滋賀県甲賀市のお寺で住職を務める長谷川秀史さん、53歳。3年前、自宅でトイレから出た瞬間、突然意識を失いました。


「(体が)左にどんどん傾いていって、なんかおかしいとは思っていたが、何にもわからんしね。脳梗塞がこういうふうになるなんて何も知識もないしね」(長谷川さん)

半年間の入院後も、左半身にまひが残りましたが、月に1~2回、滋賀から大阪に通ってリハビリに取り組んでいます。

「半身まひだから正座ができないわけですよ。我々正座が仕事ですからね、(今は)まったく言うこときかないからね。でも正座ができるまでは戻りたいなと思って」(長谷川さん)

2カ月で30万円 完全自費のリハビリ施設

長谷川さんがリハビリを受けるこの施設は、医療機関ではありません。大阪の名門ホテル・リーガロイヤルホテル(北区)内に今年開設されたばかりの、いわゆる「保険外リハビリ」の施設で、東京で介護事業などを手がける会社が運営しています。

「極端な話、本当に保険使わなくて自費でもいいんでやりたいんだという声は、ずっと聞いていまして。それだけニーズがあるんであれば、思い切って完全自費の保険外(リハビリ事業)にチャレンジしてみようと」(運営会社「ワイズ」早見泰弘会長)
「Q.なぜリーガロイヤルホテル内に?」
「知らない人はたぶんいないというランドマークの立地でございますし、もちろんバリアフリーで駐車場もあって、宿泊もできて。かつ知名度も抜群ということでございましたので」(早見会長)

基本のリハビリプランは、60日でおよそ30万円。それでも、開業から1ヵ月あまりで、すでに60人を超える利用者があったといいます。

受けたいのに受けられない“リハビリ難民”が急増

 全国に110万人を超える脳卒中患者がいる今、こうした全額を自己負担するリハビリの需要が高まっている背景には、リハビリを受けたいのに受けられず、障害や痛みを抱える、いわゆる「リハビリ難民」と呼ばれる困難者の急増があります。長谷川さんも当初は、月に一度のペースでわざわざ神奈川県までリハビリを受けに行っていたといいます。

「自費だろうと何だろうと、1日でも早く治るんだったらそこに行きたいっていう気持ちになってたからね」(長谷川秀史さん)

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最終更新:4/30(火) 16:09
ABCテレビ

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